商品やサービスをビジネス展開するときに、限られた予算の中でどうやって広く多くの人に知らせるか。ビジネスマンにとっては永遠の難題かもしれません。 今の時代であれば映像配信やSNSを活用すれば、と言われるでしょう。 しかしそれが万能の妙薬ではないことは明らか。特に、片田舎にあるさして有名ではない水族館の場合には。 イルカショーなど人気アトラクションがあるわけでもなく、珍しい生物もいない。宣伝費もない。人件費も限られスタッフは最小限。 このまま、座して死を待つのみか・・・。 いえ、そうではありませんでした。ここからは愛知県蒲郡(がまごおり)市にある小さな水族館のお話です。 お金なし、知名度なし、人気生物なし 三重苦の弱小水族館に大行列ができるワケ 「税金の無駄遣い」と糾弾され、8年前は閉鎖寸前 休日には入場待ちの行列ができ、入館者数の前年比増を毎月達成している水族館がある。大都会のオシャレ水族館でも、人気観光地にある巨大水族館でもない。人口8万人ほどの愛知県の蒲郡(がまごおり)市にある竹島水族館だ。 展示している生き物は魚類のほか、大きい動物はアシカ、カピバラ。館長を含めたスタッフは7人のみ。建物は国内で2番目の古さ、水槽を軽く見るだけならば10分弱で歩き回れるほどの狭さ――。条件面では「しょぼい」としか言いようがない弱小水族館が、2016年度は39万8000人もの客を集め、17年度は耐震工事のために4カ月間の休館をしたにもかかわらず35万人を達成。本年度は43万人の目標を掲げている。わずか8年前は年間12万人ほどしか来ない不人気施設で、閉鎖寸前だったことが信じられない。 (ITmedia ビジネスオンライン・大宮冬洋 2018年6月8日掲出) 内容は本文を読んでいただくとして、お金はなくとも、やはり大切なのは知恵と工夫、そして競争原理でした。 確かに知恵も工夫も、お金のように尽きてしまうことはありません。競争はやる気をひきだします。 竹島水族館のお話はこれだけではありません。8月から連載となりました。 ~ショボいけど、勝てます。 竹島水族館のアットホーム経営論~ http://www.itmedia.co.jp/business/series/10823/ オオグソクムシにウミグモ! 不気味な深海生物を食べ続ける水族館員のシンプルで真摯な理由 【大宮冬洋 , ITmedia】(2018年8月9日) 突っ込みどころ満載! 「水槽より注目浴びるPOP」を作る水族館員の告白 【大宮冬洋 , ITmedia】(2018年8月15日) 内気な野球少年が悲しみを乗り越えて大人気水族館の「カピバラ王子」になるまで 【大宮冬洋 , ITmedia】(2018年8月21日) ショボい水族館を"全国区"にした「女房役」を駆り立てる危機感 【大宮冬洋 , ITmedia】(2018年8月31日) 認知度アップやセールス拡大などの、参考の一助となるとよいですね。(水田享介) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■関連リンク 竹島水族館 公式サイト http://www.city.gamagori.lg.jp/site/takesui/ 竹島水族館 蒲郡市観光協会 公式サイト内 http://www.gamagori.jp/play/detail_86_0_7_0_0.html --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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