雑用に雑談。新社会人の頭を悩ますものには、常に「雑」の字が付くようです。 上司や先輩から雑用を言いつけられて、目が回るほどの忙しさなのに、そのうえ雑談まで振られたら、我が身が持ちませんよ。 6月に入ろうとするいま、新社会人のみなさんは慣れない職場でそう思うことも多いでしょう。 そもそも雑談は必要なのか。 新人なら誰しも疑問を持つことがあります。 増える「シカト部下」 職場に雑談は必要なのか? 上司の多くは、雑談を重視します。雑談で職場の雰囲気が明るくなることがありますし、雑談の中から部下の状況がつかめるからです。ところが、職場には、雑談に乗ってこない部下がいます。上司はそんな部下に対してやりにくいと感じるようです。 雑談に乗ってこない部下にも、タイプがあります。職場での雑談の意義を認めない人、雑談が苦手な人などです。 そもそも雑談は、仕事とは直接関係ないものです。雑談をしなくても、仕事がきちんとできればよいと考えることもできます。はたして、雑談は必要なのでしょうか。 (NIKKEI STYLE/上司の言い分vs部下の言い分 2016年8月28日) 筆者も新卒で入社した会社でそう思っていました。学生時代にもどりたいと。 しかし、ちょっと世の中を見回してみてください。本当は学生時代が特殊な環境だったのです。 同じ学部学科の友達に囲まれた4年間は、自分と似通った年齢の似通った考えの人とだけ過ごしていました。それだからこそ、とても楽な気持ちでいられたはずです。 ところが新卒で入った会社には自分より年上の人しかいません。それどころか、親より年上の人すらいます。しかも、全員が(役職が上というだけですが)自分よりエライ。 どっちを向いても自分の上司ですから、会社生活は朝から晩までプレッシャーだらけです。 そんな環境で雑談を振られても、いい迷惑なだけです。 その気持ちはとてもよく理解できます。 ただ、筆者が仕事ができるようになった頃、どの年代の方ともさりげない雑談を交わしていることに、ある日気がつきました。 雑談には雑談で返す。 そんなこころの余裕と話の引き出しを持たないと、仕事はできないのかもしれませんね。(水田享介) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■関連リンク 「1分で打ち解ける! 戦略的な雑談術 (アスカビジネス)」 (著:伊庭 正康/ 刊:明日香出版社) http://www.asuka-g.co.jp/book/business/008815.html --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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