日本でも徐々に導入が進むAIスピーカー。便利な機能は多いのですが、新しいジャンルの製品のため、思わぬ事態を招くこともあるようです。 アマゾンのスピーカーが夫婦の会話を録音、勝手に他人に送信 サンフランシスコ(CNNMoney) 米アマゾンのスマートスピーカーに内蔵されている音声アシスタントの「アレクサ」が、米オレゴン州に住む夫婦の会話を知らないうちに録音し、その内容を夫の勤務先の従業員に送信してしまう出来事があった。 オレゴン州ポートランドに住む夫婦は、自宅でアマゾンのスマートスピーカー「エコー」を使っていた。妻は地元放送局KIRO7の取材に応じ、自宅のスピーカーについて、夫と冗談で「間違いなく私たちの話を聞いている」と話していたことを明らかにした。 (CNN.co.jp 2018年5月25日掲出) https://www.cnn.co.jp/tech/35119780.html?tag=top;topStories 原因はAIスピーカーの聞き違いと開発元のアマゾンは言っていますが、果たしてどうでしょうか。昨今のニュースに出てくる、忖度(そんたく)機能でもついているかのような偶然の重なりには、単純なエラーとは思えません。 かつての家電製品には単純な機能しか備わっていませんでした。それを人間がどう応用して用途を増やしていくか。そこに面白さがあり、面倒もありました。 プログラムやAIが実装されたAIスピーカーは、ネット接続で常に最新の状態を保っています。また、これまでとは逆に利用者からも情報を取得して、より使いやすさを進化させる賢さもあります。 ただ、これ以上賢くなられては、人間は何も知らなくてよい、何も知らされないまま、AIを使わされるだけとなりかねません。 AIの無言の実行力と末恐ろしさを、同時に知らされるニュースでした。(水田享介) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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