「今度の飲み会はどこのお店ですか」 「お店ではありませんよ」 「では、家呑みですか。」 「いえいえ、城呑みですよ。」 今年7月から岡山市周辺では、こんな会話が交わされることになりそうです。 岡山城「天守閣で酒宴」実現 一般貸し出しへ /岡山 岡山城天守閣が7月から、夜の閉館時間に一般貸し出しされる。一部のフロアには飲食物の持ち込みも可能で、会議や宴会での利用を想定している。全国的にも珍しい取り組みで、天守閣を所有する岡山市の大森雅夫市長は「天守閣が文化財でないということから逆転の発想で生まれた企画。ぜひ活用して」と話している。【林田奈々】 (毎日新聞 地方版・岡山県 2018年4月19日掲出) この岡山城は、日本の歴史にも名を残す宇喜多秀家が豊臣秀吉の指導のもと、8年の歳月をかけて築城、1597年(慶長2年)に完成したそうです。 その後、小早川秀秋が現在の形に城郭を広げ、その姿はなんと昭和20年の空襲で焼失するまで残されていたのです。 川沿いに凛と立つその姿は、もしオリジナルの城であれば、日本だけでなく世界でも有数の名城となっていたことでしょう。 いまある天守閣は1966年に再建されたコンクリート造りですが、それでもこの場所で飲み会、いえ宴を催すことができるようになりました。 レンタルの詳細はこちら 『夜間の「岡山城天守閣」等ご利用の手引き』 資料提供:(公社)おかやま観光コンベンション協会 https://okayama-kanko.net/up_load_files/pdf/yakan_tebiki2018.pdf いかがでしょうか。企業の研修会や団体の活動の打ち上げには最適の会場だと思います。 日本の城は昭和になって再建されたものが多く、その価値はあまり評価されてきませんでした。ただ、どの城も地元の方々の心のよりどころであり、その城郭が飾り物ではなく活用されるのはうれしいものです。 これから、名古屋城天守閣の建て直しを始め、江戸城天守閣なども再建の話が聞こえています。 再建した日本の城をどう活かすのか。岡山城のチャレンジがうまくいくとともに、こうした活動が全国的に広まってほしいと願わずにはいられません。(水田享介) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■関連リンク 岡山城(岡山市公式ホームページ) http://okayama-kanko.net/ujo/ --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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