今年のサクラは開花から満開になるのがとても早く、あわただしい花見シーズンとなりました。 例年ですと、新入社員の初仕事に花見席の場所取りがありますが、今年は新年度が始まる4月まで、桜の花は持ちそうにありません。 毎年、いつ咲くのか、誰もが気象庁の開花宣言を心待ちにしていますが、こうした恒例行事はいずれ見られなくなると予測する企業があります。 民間の気象情報会社、ウェザーニュースは毎年、日本各地の桜開花予想を行っており、好評を博しています。 「さくらCh.」 http://weathernews.jp/s/sakura/?fm=pc 同時に、ウェザーニュースでは今後100年間の開花予想も行っており、その内容は衝撃的です。 地球温暖化でソメイヨシノの開花が遅れ、咲かなくなる地域が出てくる!? 「種子島や鹿児島の西部では全く開花せず、九州南部、四国南西部、長崎県や静岡県の一部は開花しても満開にならないというシミュレーション結果でした」(福岡市科学館館長の伊藤久徳さん:談) (ウェザーニュース 2018年3月22日掲出) このニュースによると、サクラは冬の低温にさらされることで「休眠打破」が起き、花芽が発生し開花するそうです。 確かに冬の寒さの中で、サクラの枝先には小さな膨らみがいくつもついています。花芽とはあれのことですね。 もし冬がなくなると、花芽の生長が遅れたりまったくつかないことになり、開花が遅れたり満開まで咲かずに終わることになります。 厳しい冬より過ごしやすい暖冬は私たちにはうれしくはありますが、植物にとって大問題のようです。 「Sakura Simulator 2009-2110」 http://weathernews.jp/sakura/simulator/# (※Adobe Flash player が必要) このまま地球の温暖化が進行すると、いずれ日本ではサクラを見られなくなる地域も出てくるそうです。 サクラは海外からの旅行者を引きつける、最大の観光資源になりつつあります。日本の春を象徴する大切な花であるサクラ。何としても守って次世代に引き継いでいきたいですね。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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