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自分の思考がダメ社員の思考が多かった。 読んで変えていこうと思えた。
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とても内容が分かり易く、数学的背景についても記されている為、教えるという視点からも理解が深まる1冊と
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 [442]「あなた、カチカチ山ですよ!」 モバイルで現実化したカチカチ山事件
「できる!」ビジネスマンの雑学

[442]「あなた、カチカチ山ですよ!」 モバイルで現実化したカチカチ山事件

 カチカチ山といえば、誰もが知っている昔話の定番ですが、このお話が現実となった火災事故が発生しました。

 いったいどういう状況だったのでしょうか。

 まだ残暑の残る9月初旬、東京は山手線の車内。リュックを背負いつり革につかまるひとりの男子大学生が、ふと気がつきました。

大学生:「今日はいい天気。でもやけに背中が熱いなぁー」

電車の乗客:「あなた、カチカチ山ですよ!背中から煙が!」

大学生:「えっ。エエー!ホントだ。アチチ!」


2017091301.jpg
※「ナカニシヤ日本一の画噺. カチカチヤマ」(明治44年刊)
「国立国会図書館デジタルコレクション」より


「背中が熱いな」JR山手線車内で火事
 11日午後、東京のJR山手線の車内で男子大学生が持っていたリュックサックが燃える火事があった。モバイルバッテリーから出火したとみられている。
(中略)
 当時、男子大学生は車内でリュックサックを背負って立っており、「背中が熱いな」と感じていたところ、近くの乗客から「煙が出ているよ」と指摘されて気がついたという。
 リュックサックには携帯電話などに使う外付けのモバイルバッテリーが入っていたが丸焦げになっており、男子大学生は「2年前くらいに秋葉原で一番安い物を買った。2日前にフル充電した」と説明しているという。
日テレNEWS24 2017年9月11日掲出)

 走行中の電車は走る閉鎖空間ですから、逃げることも消火することもままなりません。つい先日、小田急線で発生した火事からわかるように、電車火災は大変な危険を伴います。

 カチカチ山のお話では、タヌキは背負った柴にウサギから火をつけられます。火打石のカチカチという音を不審に思ったタヌキはウサギに尋ねます。

タヌキ:「ウサギさん、カチカチというあの音、なんだろう」

ウサギ:「カチカチ山のカチカチ鳥が、カチカチ鳴いているのさ」

 ウサギはタヌキの問いかけをまんまとはぐらかしてしまいます。

 結局、背中の柴はとてもよく燃えて、タヌキは大やけどを負ってしまう、というとんでもないストーリーでした。

 男子大学生も乗客がウサギであったなら、大変な目にあうところでしたね。

 このお話の教訓を現代風にアレンジするなら、

 「モバイル用のバッテリーやケーブルは、
 少々高くても信頼できる製品にしましょう」


 といったところでしょうか。

 めでたし、めでたし。(水)

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■こちらもお楽しみに
「佐藤二朗 × かちかち山」(Eテレ・「おはなしのくに2017 第10回」 2017年9月25日配信)
http://www.nhk.or.jp/kokugo/ohanashi/

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