今年は8月11日が「山の日」で祝日、8月13日が日曜日ということで、夏季休暇を6連休とした企業が目立ちました。 そのため、8月17日が夏休み明けの出勤という方も多いようです。 ところで久しぶりにパソコンを起動したときに、忘れてはならない手順があることをご存知でしょうか。 ウイルスに注意を 休み明けのパソコン利用 夏休みが終わり、久しぶりに使う職場のパソコンで、たまったメールを注意せずに開封し、コンピューターウイルスに感染することがないよう、民間の専門機関が注意を呼びかけています。 企業や行政機関を狙って、ウイルスつきのメールを送りつけるサイバー攻撃は今も多発していて、長い休みのあとには、たまったメールを注意せずに開封したり、ソフトウエアを最新の状態にしないままパソコンを使用したりすることで、被害が広がる傾向があります。 (NHK NEWS WEB 8月14日掲出) 今からでも遅くはありません。ウイルス被害に遭う前に、次の対策をやっておきましょう。 1. 社内のセキュリティルールを守る 社内にセキュリティ部門がある場合、そこから届いているメールに必ず目を通し、指示された操作は確実に実行しましょう。 また、内容に疑問や不審な点があれば、メールの発信者に問い合わせることをおすすめします。そのメール、セキュリティ部門を騙(かた)るニセメールかもしれません。 2. 業務を始める前に、システムを最新の状態にする 休みの間にお使いのパソコンがネット接続していないと、重要なセキュリティ更新があったとしても、システムがすぐには更新されない場合があります。業務開始の前に、手動でシステムの更新(Windows Updateなど)をかけて、パソコンを最新の状態に保つことをおすすめします。セキュリティ部門のある企業では、そこからの指示に従って操作してください。 3. 添付ファイルを安易にクリックしない 休み中にたまったメールを無意識に開くのは危険です。アイコンがエクセルやワード形式を装うフェイクデータも増えています。クリックしただけでウイルス感染したり、しばらくしてからウイルスを呼び込むタイマー装置付きまで多種多様です。 添付ファイル付きメールは発信者、タイトル、本文をチェックして、信頼できる相手からのメールのみ添付ファイルを開くようにしましょう。 拡張子が[.exe]形式の実行ファイルや圧縮形式のファイルは安易にクリックせず、周囲の人やセキュリティ部門に相談することをおすすめします。 4. 外部からUSBメモリなどでデータを持ち込む際は注意 休暇中に自宅や出先で作業したデータを、USBメモリやディスクなどで社内に持ち込む際には、そのメディアがウイルス感染していないか、チェックする必要があります。これを怠ると、知らないうちにウイルスがシステム全体に広がることになってしまいます。 休日を返上して働いた結果が、データ流出やシステムダウンにつながるようでは元も子もありません。 また、社内ルールで外部からメディアを持ち込めない場合、ウイルスがなかったとしても就業規則違反となることもあります。 休み明けにやっておくセキュリティ対策はこれだけではありません。詳しい対策を企業の部門ごと、家庭の利用者向けなどにまとめたサイトをご紹介します。 「長期休暇における情報セキュリティ対策」 [最終更新日:2017年8月3日 IPA/独立行政法人 情報処理推進機構] ウイルス被害は自分ひとりが被(こうむ)るものではありません。その被害は組織全体に及びます。職場のチーム全体でセキュリティ対策を行うことで、安全・安心な労働環境を維持しましょう。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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