筆者は仕事の最中に、ときおり NHK NEWS WEB にアクセスして、NHKのニュースチェックをすることがあります。 NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/?utm_int=all_header_logo_news 先日の九州北部の豪雨被害の際には、NHK総合と同じ番組(同時提供)や各地のLIVE映像を見ることができ、九州の様子がわかりやすく、大変助かりました。 ところが、このネットを使ったテレビ番組の同時配信にはさまざまな思惑が働いていることが明らかになってきました。 ネット配信利用者にも受信料......NHKが開けた「パンドラの箱」? NHKが2019年からの実施を目指すテレビ番組のインターネット常時同時配信(ネット同時配信)を巡り、ネットでの利用者にも受信料を課す考えを公に表明した。ネット同時配信にはもともと民放業界から異論が相次いでいたが、ここにきて「ネット利用者に受信料の網を拡大したい」というNHKの"本音"が露呈したことに加え、「ネット空間における公共性とは何か」という新たな論点も浮上。事は放送業界だけの問題ではなくなりつつある。迷走するNHKのネット同時配信問題について解説する。(読売新聞メディア局編集部次長 中村宏之) (ヨミウリオンライン 2017年7月12日掲出) この記事では、NHKはネット配信も「本来業務」のうちと発言することで、いずれネット環境に対しても受信料徴収を正当化する布石ではないか、と危惧しています。 これまでNHKが唱えてきた「放送における公共性」を「ネットにおける公共性」に方向転換することで、ネット課金に正当性を持たせようとしているのでは、という危惧の声もあながち嘘ではなさそうです。 確かにNHKのこうした発言は、ネット接続の自由、ネット社会の公平性からも、ネット環境で番組を視聴可能なので受信料が発生します、と言われてもネット社会で合意を得るのは容易ではないでしょう。 ※規制や特別扱いがなく、自由が保障されているのがインターネットの良いところ NHKの主張では「ネット環境に受信料」と表現していますが、要はNHKが目指しているのは、「ネット課金」です。しかも番組を視聴しない人までも対象とした。 ネット放送にスクランブルをかけたり、会員制にして見たい人からだけ料金を取るのが、ネット上の一般的な有料サービスですが、なぜNHKだけがその方向を目指さないのか、という疑問が湧くのも当然でしょう。 見ない人からもコンテンツ料金をいただこうとするNHKのネット課金制度。このあとどうなっていくのでしょうか。NHKの今後の動きに目が離せません。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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