先日のコラムで、かかってきた電話に出ようとしない若者たちについて書きました。 [365]スマホの着信に出ない就活学生。その理由とは・・・ ただ、ビジネスにおける電話は、知らない人や第三者からの着信を拒否する事はできません。企業としても、電話でのコミュニケーションができない学生や連絡はLINE限定という学生を安易に採用するわけにはいきません。 そのため企業からかけた電話に学生がどう反応するのか、その対応能力も選考対象としている企業もあるそうです。 (『「できる!」ビジネスマンの雑学』 2017年03月10日掲出) 電話の受け答え能力を試すため、あえて電話をかける採用担当者もいますよ、と筆者は就活中の学生さんに教えたつもりでした。 ところが、現実の企業はさらに先を行っていたのです。 WEB特集 会社の電話 もういらない? 会社の机には、パソコンに書類、そして、内線のボタンがたくさんついた固定電話... 新人時代、真っ先に受話器を取るよう教育された人も多いのではないでしょうか。そんなオフィスの姿が、今、変わりつつあります。固定電話は不要。むしろ、相手の時間を奪う"悪"と考える企業では、チャットやWEB会議を活用しています。会社に固定電話が必要とされた時代は、終わろうとしているのでしょうか。 (NHK NEWS WEB 経済部・野上 大輔記者 2017年7月6日) この記事によると、あるIT企業では、 「社内コミュニケーションのおよそ95%はネットで完結し、 電話や対面での会話は、残りの5%程度・・・」 という徹底ぶりです。 確かに長電話はお互いの労働時間を奪うだけでなく、記録も残らない、あとで会話の要点を整理する手間もかかるなど、デメリットだらけです。 メールやチャットを使ったコミュニケーションなら記録が残りますから、情報の共有もでき、あとから確認することもできます。 これまで電話というツールが重要視されていたのは、他に代わりうるものがなかったから、と言えるでしょう。 一方で、それでも固定電話は必要という企業もあります。「人と人のつながり」を大切にする企業では、直接会話をすることに価値を見出しています。 正確さと効率化を求める企業と、コミュニケーション本来の意味を問う企業。 あなたが働く職場では、どうお考えでしょうか。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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