筆者は今年も行ってまいりました、年に一度の「タイフェスティバル」。一番のおすすめは完熟マンゴーで3個で千円、プラス心遣いと笑顔のワイ(タイ式の挨拶)。 その会場で見つけたのが、このパンフレットでした。 ※「タイ・仏の国の輝き」展(東京国立博物館 平成館) なんでも今年は、日本とタイが正式な外交関係を結んでから130年目だそうです。 130年前の日本といえば明治20年(1887)、西南戦争が終わり10年が過ぎ、伊藤博文が初代総理大臣を務めていました。ようやく国内が安定してきて、外国との通商に目を向ける余裕が出てきたのでしょう。 130周年を記念してこんなすてきなマークも作られています。 ※日・タイ修好130周年ロゴマーク(デザイン・高橋正広氏) 130周年を飾るビッグイベントがこの「タイ・仏の国の輝き」展なのです。この展示は、ただいま九州で催されています。6月4日(日)まで九州国立博物館(福岡県太宰府市)で開催中ですので、お近くの方はぜひ足をお運びください。 そして、7月4日(火)から8月27日(日)まで、東京・上野の東京国立博物館にて開催されます。 タイからはるばるやってくるありがたい仏像の数々。日本まで来てくださるのは二重の意味でありがたいです。 ひとつはタイまで行かなくても済むこと。海外への旅はけっこうな物入りですから。 もうひとつは、空調の整った博物館でじっくりと拝観できること。 タイでお寺巡りをした方ならわかるのですが、「タイはいつ行っても暑い」のです。近代化の進むタイですが、商業施設やホテル以外ではまだ空調設備は期待できません。 ※とにかく暑いタイ仏像観光(タイ・スコータイ遺跡/筆者撮影) ※仏さまも自然の中(タイ・スコータイ遺跡/筆者撮影) さらに楽しいのが、「タイ仏像大使」にみうらじゅん氏といとうせいこう氏が就任していることです。 仏像マニアを自認するおふたりが、Webサイトやパンフリットで仏像の見どころを余すところなく語りつくしています。7月7日にはおふたりのトークショーも。(※チケットは完売) 「タイ仏像大使 みうらじゅんさん&いとうせいこうさんトークショー」 このおふたりは「見仏記」(1993年・中央公論社)という、仏像をめぐるとてもマニアックな旅の本も出しています。 ちなみにこの本で紹介している「大興善寺」は、筆者が幼少のころからつつじの花見で家族で出かけていたお寺です。大興善寺は別名、つつじ寺といわれるほど、つつじが咲き誇る花の寺なのです。 昨年のつつじの季節には、筆者はご住職のご案内で久しぶりにつつじ山を散策することができました。 ※大興善寺・つつじ山風景 ちなみに大興善寺は今年、開創1300年にあたるそうです。いろいろとご縁を感じる話題となりました。 (水) ---------------------------- ■関連リンク 「タイ・仏の国の輝き」展 九州展が開幕しました! 日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」 (東京国立博物館) つつじ寺ブログ 「見仏記ガイドブック」をいただきました (2012年10月27日) 天台宗別格本山 大興善寺(つつじ寺) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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大興善寺を取り上げてご紹介いただき 有難うございました。
大興善寺では、今年開創1300年祭を催しておりますが、秋の企画として、かつては太宰府天満宮本地仏であった「十一面観世音菩薩」と江戸時代末期当山に滞在された豪潮律師護持仏「准てい観世音菩薩」の特別内陣参拝を催します。(11月17日~12月2日)
御参拝をお待ちいたします。
ご住職、コメントをありがとうございます。また、大興善寺の開創1300年祭、おめでとうございます。開創祭の成功をお祈りいたしております。