昨年の春は、「皇居乾通り」の通り抜けでたいそう賑わった皇居でした。残念ながら、今年は通り抜けなどの行事はないようです。 昨年の皇居「乾通り」一般公開の様子はこちら。 [224]皇居の桜「乾通り」一般公開。絶賛開催中! (2016年03月28日) 少しがっかりした方も多いと思いますが、実は大変楽しみな展示が皇居で始まっていました。 皇居東御苑内、皇居の大手門を入ってすぐの所にある三の丸尚蔵館では、3月25日から6月25日にかけて、「名所絵から風景画へ-情景との対話」と題した大がかりな展覧会が三期に分けて開催中です。 出品作品には、円山応挙、川合玉堂、横山大観(中期のみ)など著名画家の作品も出品されています。 皇居内で開かれる展覧会とはどんな内容でしょうか。 四季山水に恵まれたわが国では,古来より風光明媚な名所が和歌の歌枕として詠み込まれ,風雅なイメージが形成されていきました。そして名所を題材にした名所絵や歌絵は人々に親しまれ,様々な変遷を遂げて,現在の私たちが親しむ風景画へと発展してきました。 本展では日本人の自然観の形成と深く関わる名所絵から,身近な光景に情緒や景趣を見出そうと試みた風景画まで,近世から近代にかけて描かれた作品を中心に紹介します。 「名所絵から風景画へ-情景との対話」 会期:平成29年3月25日(土)~6月25日(日) 前期:3月25日(土)~4月23日(日) 中期:4月29日(土・祝)~5月21日(日) 後期:5月27日(土)~6月25日(日) 休館日:毎週月・金曜日,展示替の期間 ただし,5月5日(金)は開館します。 開館時間:3月25日(土)~4月13日(木)= 午前9時~午後4時15分(入館は午後4時まで) 4月15日(土)~6月25日(日)= 午前9時~午後4時45分(入館は午後4時30分まで) (出典:宮内庁ホームページ) 「雨後」 川合玉堂 大正13年(1924) 前期展示 「海辺図」 円山応挙 江戸時代中期(18世紀) 中期展示 「夾竹桃」 山本森之助 大正3年(1914) 後期展示 (作品画像:宮内庁) この展覧会はうれしいことに、なんと「入館料は無料」です。 三の丸尚蔵館(写真:宮内庁) ご存じでない方も多いようですが、皇居のなかで東側の区画「皇居東御苑」は誰でも予約なしで訪れる事のできる開放エリアとなっています。 皇居東御苑の略図(画像:宮内庁) 都会の喧噪を離れて、東京の中心で静かに名画を鑑賞するのも悪くない選択ではないでしょうか。(水) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■関連リンク 「三の丸尚蔵館 第76回展覧会について」(宮内庁 公式サイト) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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