花見と言えば、ブルーシートの上でぽつねんと座る新入社員の姿が思い浮かびます。仕事を終えた先輩社員が三々五々集まると、一気に座は盛り上がり、満開の桜の下、ハラリ、ハラリ、と落ちてくる花びらを愛でながらお酒を愉しむ・・・。 良くも悪くも、昔からあるお花見のイメージは、まさにこのかたちでした。 (東京・小金井公園/雨上がりの水たまりにも負けずお花見) ところが昨今では、やれ花粉症が辛い、席取りは業務なのか、社内飲み会にも残業代を、などと健康や規則にやまかしい時代となりました。 会社主催のお花見はもう時代遅れという事でしょうか。こんなお花見が提唱されています。 「エア花見」が流行の兆し! ビールメーカーも参戦、盛り上がり必至!? 寒かった冬もようやく終わり、今年も「お花見」シーズンが到来。気象庁は2017年3月21日に早くも桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。そんな中、ネット上でブームになっている「ある現象」がある。 「暖かい室内でエア花見酒」「スマホでエア花見じゃ、カンパーイ」――。そう、「エア花見」なる新たなお花見スタイルが定着しつつあるのだ。エア花見とは...? 「エア花見」とは、スマートフォンやパソコンの画面に桜の画像や動画を写し、それを見ながらお花見気分に浸るイベントだ。 一人でお酒を片手にしっぽりと桜を愛でるのはもちろん、スクリーンに桜並木の映像を流し、友人らと「鑑賞会」を開くといった楽しみ方がある。 大がかりな準備や場所取り、スケジュール調整がいらず、天気も気にしなくて良い。花見にありがちな「人ごみ」や「花粉症の悪化」といった悩みも無用だ。 (J-castニュース 2017年3月21日掲出) 本物の桜を見ながら屋外で宴を催すのが「リアル花見」なら、室内で満開の桜を思い浮かべて開くのが「エア花見」というわけですね。 4月1日に満開を迎えた関東地域ですが、このところ連日の雨と低気温で屋外で花見を開くには厳しい天候です。 だからというわけではありませんが、このエア花見は今年に限ってみると悪くはない選択かもしれません。 (東京・目黒川沿いの夜桜) 一方で、寒さにやせ我慢しながらみんなで見た夜桜は、後々まで語られ、記憶に残ることが多いものです。節目のイベントをエア体験で片付けてしまったら、共通の話題も思い出も生まれる事はありません。 組織の運営にはチームの結束力や団結力は欠かせないと言うなら、こうした共有体験の積み重ねこそが大切ではないでしょうか。 それに、いくらお花見グッズを揃えたところで、やっぱりほんものの満開の桜にはかないませんね。(水) ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ■関連リンク 「エア花見まつり」公式サイト (キリンビール提供) #エア花見まつり(twitter・キリンビール提供) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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