あの東日本大震災から6年、ニュースで取り上げられる事もしだいに少なくなってきました。 しかし、復興が完了したわけではなく、いまも避難を余儀なくされている方がおおぜいいらっしゃいます。 昨年は熊本地震が発生して、日本列島に暮らす以上は災害を避けて暮らせる場所はどこにもないことを痛切に思い知る事となりました。 そんな中でとある週刊コミック誌が防災に取り組んでいます。 青年漫画誌が付録に防災本 震災6年に合わせて企画 災害から大切な人を守ってほしい-。小学館発行の青年漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(3月13日発売号)が、災害時の命の守り方や被災時に役立つ情報を集めた「防災ミニブック」2冊を付録にする。東日本大震災から丸6年が経過することに合わせた企画。担当者は「1冊はあなたへ、もう1冊は大切な人に渡してほしい」と話している。 (産経フォト 2017年3月7日掲出) 筆者は発売日の3月13日に買い求めました。少し膨らんで通常よりは重さを感じる「ビッグコミックスピリッツ」。中綴じの真ん中をテープでとめています。 グラビアカラーページは女の子の水着と相場が決まっていますが、今回は違います。アイドルたちがあちこちの防災施設をたずねるという企画。そして中綴じされた二冊の「防災 Mini BOOK」。 防災ブックは本当に必要な最小限が、吉田戦車氏のイラストでわかりやすく描かれています。そして、東日本大震災の犠牲者がいつの間にか、2万人を越えていた事をこの冊子で知りました。 ふとした思いつきでこの企画が始まったわけではない事は、考え抜かれた文章と紙面構成でわかります。 この雑誌が一週間しか店頭に並ばない事を、筆者は惜しいと思いました。 心のこもった内容を確かめに、ぜひ書店に足をお運びください。(水) --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |
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