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自分の思考がダメ社員の思考が多かった。 読んで変えていこうと思えた。
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とても内容が分かり易く、数学的背景についても記されている為、教えるという視点からも理解が深まる1冊と
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 [453]話題のAIスピーカー、いよいよ日本上陸
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[453]話題のAIスピーカー、いよいよ日本上陸

 2017年のこの秋、日本でもついにケータイやスマホの次世代メディアが登場することとなりました。

 10月2日、アマゾンジャパンは、米国で大ヒットしたAIスピーカー「エコー」を、2017年中に日本で発売すると発表しました。

「Alexa」と「Amazon Echo」、年内に日本上陸
 Amazon.co.jp(以下、Amazon)は10月2日、クラウドベースの音声アシスタントサービス「Amazon Alexa」とAlexa搭載のスマートスピーカー「Amazon Echo」を、年内に日本で展開すると発表した。事前購入を希望したユーザーに対し、招待制でEchoを購入できるようにするという。
ITmedia・太田智美 2017年10月02日掲出)

2017100601.jpg

 2014年に米国で登場したこのAIスピーカー「アマゾンエコー(: Amazon Echo)」は、声で指示するだけで音楽を流したり、ニュースや天気予報を読み上げるなど、これまでにない手軽さで、あっという間に全米に普及しました。

 ただ、AIスピーカーを日本で発売するには、核となるAIエンジン「Alexa(アレクサ)」を日本語に対応させる必要があり、その発売が長らく待たれていました。アマゾンではこの日本語化に向けて、着々と準備を進めていたことは、当コラムでご紹介したばかりでした。

[427]この夏、「音声合成」サービス、始めました(by アマゾン)
(当コラム 2017年08月02日掲載)

 米国生まれのAIスピーカーが、わずか2年で日本語を正しく聞き分けて、日本語で応答するところまで来たのです。

 ところが、アマゾンの発表から3日後の10月5日、グーグルは10月6日からAIスピーカー、スマートスピーカー、「Google Home」、10月23日からは「Google Home Mini」を発売すると発表しました。

グーグルのスマートスピーカー「Google Home」「Google Home Mini」日本発売
 グーグルは、スマートスピーカー「Google Home」「Google Home Mini」を日本で発売する。auでも扱われることが案内されている。「Google Home」は10月6日から1万4000円(税抜、以下同)で、「Google Home Mini」は10月23日から6000円で販売される。
 Google Homeは、「OK、Google」と声をかければ、音楽再生や検索、アラームのセット、スマートデバイスの操作などができるスマートスピーカー。「Google Home Mini」は同等の機能を持つ小型モデルで、「Google Home」は重低音対応のスピーカーを備え、より高音質な音楽再生などを楽しめる。
ケータイWatch・関口 聖 2017年10月05日掲出)

2017100603.jpg

 日本語で問いかけると、自然な日本語で応える「Google Home」の完成度の高さには驚かされます。(リンク先に動画あり)

 AIスピーカーの市場を勝ち取るのは、アマゾンでしょうか、それともグーグルでしょうか。

 かつてコンピュータ業界は、日本語処理ができない外国のパソコンは日本に入ってこれないと豪語していました。2017年のこんにち、その言葉を信じる人はひとりもいません。

2017100602.jpg
「2016年国内パソコン出荷概要」 株式会社MM総研・ニュースリリースより引用)

 1990年代前半、日本のコンピュータ市場は国内各社が、独自に日本語処理を搭載していましたが、マイクロソフト社がマルチ言語環境を装備したWindows OS(Windows 95)を1995年に投入。一夜にしてパソコン市場の王者が入れ替わりました。

 同じようなことがケータイ電話にも起こりました。2008年、iPhone 3G が日本に投入されると、日本国内で幅を利かせていたケータイは、ガラケー(ガラパゴスケータイ)と呼ばれるようになりました。

 AIスピーカーでも同じことが起こるのでしょうか。いえ今回はそうではなさそうです。

 というのも、日本ではAIスピーカーはまだ普及していないからです。逆に、日本企業はこのアマゾン製AIスピーカーを最初から受け入れる姿勢をとっています。

 日本企業では、アマゾンが提供するアプリ制作キット「Alexa Skills Kit(ASK)」と自然言語応答サービス「Alexa Voice Service(AVS)」を使い、「アレクサ」で自社製品をコントロールできるようプログラムを始めています。

 いずれ日本語でエアコンをオンオフしたり、明かりやテレビをつけたり、さらには「おやすみ」や「行ってきます」のひと言で、家の戸締りもできるようになることでしょう。

 このことをすごいと思うのか、脅威と思うのか、反応はさまざまですが、ひとつ残念なことがあります。

 それは、日本語で動作するAIシステムは、日本企業に開発してほしかったということです。

日本勢参入も、AIの頭脳は米国勢が握る
 日本のIT大手が相次ぎ人工知能(AI)搭載のスマートスピーカー市場に参入するが、頭脳となるAIエンジンは開発を主導する米アマゾンや米グーグルなどに依存している。パソコンやスマートフォンと同様の構図だ。製品のハードウエアは価格競争で利幅が薄くなり、収益が米国勢に集中する可能性もある。
 アマゾンはエコーの日本発売に合わせ、AIエンジン「アレクサ」の機能の一部を外部企業に提供する。例えばヤフーと連携し情報サービスをスマートスピーカーから呼び出すといった新サービスを見込む。連携先にはNTTドコモやクックパッドなどもあり、AIスピーカーでも「アマゾン経済圏」を広げる。
日本経済新聞 電子版 2017年10月3日掲出)

 AIスピーカーの分野ではアマゾンが先行していた分、日本語化への開発は有利だったのでしょうか。それを巻き返そうといち早く打って出たグーグル。日本企業はAIのコアシステムはこの両雄に依存する腹積もりのように見受けられます。

 ただ、製品の中核となる技術を持たない企業や国は、技術的な発展が停滞して自立した開発ができなくなる恐れがあります。

 今回の日本企業の決定が、アマゾンやグーグルとの共存共栄となるのか、それともパーツサプライヤーとなってしまうのか、興味深いところです。(水)

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■関連リンク
「Alexa」と「Amazon Echo」が年内に日本に登場
(プレスリリース Amazon Newsroom )


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