○序章 リーダーとして、兄貴として「叱る」とき
・あなたは彼(彼女)の人生にどこまで関わる覚悟があるのか
・仕事を正常に機能させるための必要悪「叱り」
○第一章 人を叱るのは、勇気がいる
・ヤツとの関係は悪くないのに、叱る必要があるのだろうか(事例)
・何かと当たる上司に殺意を覚えたことも(事例)
・オレに他人を叱る資格があるのか?(事例)
・叱られる側の気持ちがわかるから叱れない<優しい世代>
・叱るのには、気力と体力が要る
・それでもあなたが叱らなければならない理由
・恥をかかせるために叱るのではない
・相手のモチベーションを上げる叱り方がある!
○第二章 相手を伸ばすコミュニケーション
・「叱る目的」=「伝えて変える」
・「叱らなくてもいい」状況をつくる予防策が第一
・単なる指示とアドバイスで済むように布石を打つ
・目標到達時間別 理想の指導 1彼の口から約束させる<長期>
・目標到達時間別 理想の指導 2ほめる <中期>
・目標到達時間別 理想の指導 3諭し言い聞かせる <短期>
・諭す時間もなければ、叱るのみ
・「上から目線」が、壁をつくる
・日常の<ナメられず、話せる>間合いの取り方がいざというとき、肝心になる
○第三章 人を「叱る」初体験
・リーダーに必要な「叱る勇気」
・「叱り」の構造 ~地位の違いを誇示して進むべき方向を修正させる~
・気持ちをぶつけるだけの「怒り」は逆効果
・部下に厳しい二人の課長の差
・見て見ぬフリはもっとも悪い「責任放棄」
・「叱る」必要のある時、ない時(見守る)を判断する
・今、叱るメリットを書き出そう
○第四章 相手を打ちのめさない叱り方<基本編>
・怒りや混乱をそのままにせず、頭の整理をしてから臨む
・叱るポイントを1つに絞る
・一息つく間にシミュレーションを
・感情を表に出さないトレーニング
・感情を表す・伝えるトレーニング
・叱りの5W1H 1 Why? 改善の先にあるものを示す
「すみません」を引き出そうとするな
・叱りの5W1H 2 What? 変えられる部分を
「彼」を叱らない。「彼のスキル」を叱ればラクになる
・叱りの5W1H 3 Who? 相手をきちんと見ろ
相手のスキル、レベル、習熟度、今置かれている状況
・叱りの5W1H 4 Where? ショック療法と面子のさじ加減
座る位置にも関係する
・叱りの5W1H 5 When? 「早ければ早いほどいい」のは本当か
朝型と夜型の効用もある
・叱りの5W1H 6 how? 短時間で気持ちと内容を伝える
これから起こることを想像させる
・相手を追い詰めず、言い分に聞く耳を持つ
○第五章 相手を伸ばす叱り方<発展編>
・「考えること」を止めさせない叱り方を
・それはwrongか? differentか?
・なるほど、といわせる間の取り方
・改善方法が分かりやすい部分を叱る
・答えはあなたの中にある。探し出すのにアドバイスを
・言葉の選択力を磨け
・自分の言葉に変えて語る
・代理を叱るほうが心に沁みる場合も
・迂回して伝わらせる
・ワンクッション置いて考えさせる/悩ませる
・他人と比較しない
・口答えする相手の真意を測る
・魔法のフレーズ20
○第六章 相手に気兼ねせず叱れるリーダーになる
・「あんただけに言われたくない」人にならない
・互いの関係によって「叱り」は変わる
「叱る資格があるのは有能な人だけ」の欧米社会と面子重視の東洋の違い
・不完全なリーダーとして、謙虚に叱る
・叱った後のフォローが大切
・中途半端にすり寄らない
・周囲へのケア、フォローを
・再び話しかけやすい雰囲気を保つ
・慰め役を作りタッグを組む
○第七章 社会人なりたて新入社員はこう導く
・学生気分が抜けない新入社員心理
・教えてもらわなきゃわからない。実は新人はココがわかってない社会常識20ポイント
・新入社員が考える理想の上司と現実
・組織の一員としての意識づくりをしよう
・モチベーションのない人を「作って」いないか再検証
○第八章 <シーン別・タイプ別>叱り方実例
・「あいさつ」「マナー」、社会常識がなってないとき
・会社の業務で何度も同じミスをしたとき
・マンガ喫茶でサボっているのを見つけたとき
・取引先・会社に損害を与えたとき
・ルールを守らないとき
・客先や上司への口の利き方が悪いとき
・成績が上がらないとき
○第九章 自分も叱られ上手になる
・叱られ上手は叱り上手
・叱らせてやる、雰囲気をつくる
・会話の全部を聞かない(ポイントだけに絞る)
・指摘ポイントの確認と改善用リソースの確認
○おわりに
叱るの反対語は「叱らない」