―――まえがき
誰も私の心をわかってくれない……
でも大丈夫! うつになる人はとても強くとても優しい人なのですから
第1章
うつな人の心はとても優しい
激しいうつを経験した人はとても強くなっている!
●暖かい心が「壊れそうな心」を支える
私のうつと「社会復帰」のプロセス
うつは『心の修行』
● うつを超えてきた人は『心の教師』になっている
● うつは最高の『心の修行』
うつから得る「これだけの力」
まだまだある「うつから得る大きな力」
第2章
自分の心だからこそ自分で知りたい
―――『心の震度階』を使ってみよう
『心の震度階』とは……
『心の震度階』の役割は……
自分で自分の状態がわかるから安心できる
●うつ病の診断基準・評価尺度の例
社会復帰の判定に使う『心の震度階』
心の揺れと心の復興時期
『心の震度階』からわかる自分の心……
●必ず複数の目で点検を!
震度三までのうつとは「共生」できます
●「震度三」が重要なわけ
第3章
うつな心を優しく癒す『心の四点セット』
なぜ人はうつになるのでしょう……?
● うつ病になる主因は四つある
●「絶望」に「孤独」が追い討ちをかける
●「喪失感」が心の傷口をさらに広げる
自分を自分で責めるから、心が追い詰められてしまう
うつの治し方は自分が一番良く知っている!
うつ病は治るのか?
● うつ病と他の病気とはどこが違うの?
●うつ病の一番いやなところは……
うつが一番つらい時期に心を救う手引き
●考えなくても良い環境を作ってあげる
一番つらい時期の心のいたわり
うつな心を優しく癒す『心の四点セット』
● 優しさや愛情がこれほど効く病気はない!
●愛があれば「喪失感」すら吹き飛ぶ!
●うつ病に効く最高の特効薬『心を癒す四点セット』
「心の余震」には充分な注意を
●いつも「笑顔」に注意しよう
心が安定してきたら「自助努力」のスタート
第4章
思いやりと優しさがうつを超える
―― うつな心を楽にする『ブログ療法』のすすめ
うつな人のための“人との関わり方”
●たった一人でも心をわかってくれる人がいたら……
●うつの克服には「優しい人間関係」が効く
ブログから学ぶ! ―――居ながらにして、うつを克服する方法とは……
いたわりからアドバイスへ
●ブログの中にはきちんとしたルールがある
「アドバイス」の効用 その1―――他者へのアドバイスで自分の心を振り返る
●他者へのアドバイスは自分の体験の見直しになる
●アドバイスができた時、自分の心も肯定している
「アドバイス」の効用 その2―――他者へのアドバイスで自分の進路が見えてくる
●人へのアドバイスこそ、あなたの心の道しるべ
●「こだわり」の中にうつを克服するヒントがある
ブログこそ最良の『認知療法』
●医療関係者こそブログに学んで欲しい
「復帰」に向けたルール作り その1―――「分かってくれる人」を見抜く
●つらい時にはいやな人とは会わない!
●安心できる人とできない人を見分ける『四つのレベル』
安心できる『人間関係のルール』を作りましょう
● 安心できるルール作り
●『審判』と『サポーター』を作ろう
●『審判』と『サポーター』を養成する『ラブレター』
●復帰に向けたラブレター戦略の実際
「復帰」に向けたルール作り その2 ―『ルールブック』を作ろう
● 職場でも『ルールブック』を作らせなくては!
●ルールブックこそうつ病の予防指針
うつから得る素晴らしい『眼力』
第5章
「あせり」と「こだわり」から心を解き放とう
自分の心なんだから、自分でコントロールしたい!
● 「心の修理道具」がほしい
●第一の注意は、「一度にしない」
●じっくり、ゆっくり、あせらずに。できないことは後回し!
心の中に抱え込んでいる「こだわり」との戦い!
●あなたは『自分の人生で一番大事なもの』を見つけたはず
●それでも、まだすっきりしないあなたに……
「結果」ではなく「プロセス」―――これが「こだわり」を克服する究極の鍵
●「こだわり」を克服する『心の改革』
●ベストを尽くしたじゃないか!―――これがうつ克服の切り札
●頑張った自分をほめてあげよう
うつな人ほど強くなっている
完璧主義者が「少しだけアバウトになる方法」
●「ダメでもともと」があなたを変える……!
「恵まれた自分」を発見できるともっと楽になる
第6章
「心の避難所」を作りましょう
それでも根強いうつへの偏見
●まだ、こんな偏見が残っている……
続・うつへの偏見
● 日本の男は「サムライ」なのです!
●子供が小さい時の「男のうつ」……
うつは心の風邪と言うが……
●うつへの偏見をなくす「三つの理解」
●同じ言葉で語れるから「共有」と「共感」が生まれる
それでも越えねばならない壁がある……
医療関係者・心の衛生関係者へのお願い
●うつを支えるより大きな運動を作っていくために
『心の避難所』を作ろう
重過ぎる問題には『心の弁護士』制度を作ろう
―――エピローグ うつにもなれないような人など……
●「うつ型人間」でいいじゃないですか!