はじめに 「情報洪水」から脱出をはかる。
Unit 1
「調べる力」で必要なのは、「糸口さがし」と「犯人さがし」の2種類。
「糸口さがし」とは「探索型」調査のことである。
「糸口さがし」は、市場・心理・状況を知りたいときに行なう。
「糸口さがし」には、遊び心と五感が必要。
「糸口さがし」をウェブで行なうときは?
「糸口さがし」を人・本・街で行なうときは?
「犯人さがし」とは「特定型」調査のことである。
「犯人さがし」は、犯人・理由・原因を突き止めたいときに行なう。
「犯人さがし」は、論理的に実証することと根気強さが必要。
ウェブは、あるものを特定することに向いている。
「犯人さがし」を人・本・街で行なうときは?
Unit 2
ネットで「調べる」のは、本当に効率がいいか?
ネット依存にならないためのネットダイエットの方法。
一度「情報断食」をすると、「調べる力」が高くなる。
「パターン」を発見する方法。
リアル世界は、ネットではつかめない情報をつかめる。
ネットアタマとリアル世界アタマを、一杯のコーヒーで融合させる。
Unit 3
「調べる力」がつくと、マーケティングに強くなるのは本当か?
マーケティングには、2次・1次・0次という3つの情報が使われる。
2次情報は、ネット検索で調べる。1次情報は、街と人から調べる。
0次情報は、自分の「井戸」の底に溜まっているイメージタンク。
自分の「井戸」から、無意識的なイメージをくみ出すことが発想。
「井戸」の底には、他の人々の「井戸」につながる地下水が流れる。
発想がつかめたら、「川」の向こうにいる人々に調査をかけてみる。
Unit 4
「調べる力」を磨いていけば、「企画する力」が3割高くなる。
他の人と違う「S型価値」と「D型価値」を発見する方法。
調べていくと、いったん迷いが増えていく。それは「正しい迷い」。
もっと調べていくと、ある日、霧が晴れる。「答え」が見えた瞬間!
プレゼンテーションをするときは「迷いの跡」を消して論理化する。
不況時は、調べて、発想して、「情報の渦」を巻き起こす。
Unit 5
ウェブの本当に効果的な使い方。
ネット検索においては、「異なる3つの情報源」で確かめるのが鉄則。
ウェブ検索だけでなくイメージ検索も使うと、「糸口さがし」ができる。
ストリートビューのビジネスでの使い方。
あちこち見るより国立情報学研究所の論文情報ナビゲータを使う!!
新聞の記事データベースは、ウェブの良さとアナログの強みを使える。
国立国会図書館のデータベースは、国民の共有財産。
英語のウェブサイトをチェックすると、「調べる力」は10倍増える。
ツイッターやミクシィで調べて、手間を省く方法。
Unit 6
今の図書館は、昔の図書館ではない。
今の図書館は「セカンドオフィス」と呼ばれている!!
図書館に2時間いれば、だいたいのことは調べられ