はじめに
第1章 なぜ「数字力」なのか?
目の前の物事を数字に落とし込むのが「数字力」
数字力で身の回りを見てみよう
自分の知識は本当に正しいか?
私たちは知らないうちに「思い込みの罠」にはまっている
数字力は、新鮮な驚きを与えてくれる
コンビニ、歯医者、お寺、日本全国で一番数が多いのは?
肌で感じる直感を研ぎ澄ませるのも数字力
「移民が増えると犯罪が増える」は本当?
日本経済を救ってくれるのは移民だが……
外国人による犯罪の増加が「移民政策」を阻む?!
「私たちは、ほとんどの時間を会社で過ごしている」の実態は?
仕事をしている時間はせいぜい3割
人生の7割に目を向けることが経済の活性化につながる
営業マンがついやってしまう値下げの恐ろしさ
デキる人は例外なく数字力にすぐれている
数字力は、仕事だけでなく、「人生」を豊かにしてくれる
数字に落とし込むことは、人間の本能を生かすこと
第2章 「世の中」を数字にする
数字力の基本作法は「ならべる」と「くらべる」
数字に隠れたメッセージを浮かび上がらせる「ファンチャート」
GDPで国の経済的な豊かさを測ろう
私たちの所得水準を決める1人当たりGDP
数字をおもしろく感じられるかどうかは、〝落とし込み方〟の工夫次第
日本の課題は「労働生産性」の向上
数字のつながりを知ると、世の中が俄然面白くなる
日本は、なぜ先進国でダントツの借金大国になってしまったのか?
日本が抱えている借金の規模って、どのくらい?
日本政府のフトコロ事情をのぞいてみる
日本政府のフトコロは万年赤字
財政赤字が慢性化した原因は、国が無駄遣いをしたから?
消費増税の延期は正しかったのか?
年金保険料だけでは年金制度を維持できない
政府は、本当は消費増税を延期したくなかった
消費増税は、日本人の道徳観にぴったりな財政健全化策
税金の無駄遣いかどうかも数字を見ればハッキリする
日本の政治家や公務員は、そんなに無駄か?
日本の国家公務員は「超少数精鋭」体制
国会議員への給料の総額は、国民1人当たり生ビール1杯分
氾濫する情報に振り回されない人になろう
「本当にそう?」と疑ってみよう
1次情報をとりに行こう
数字力で世の中を変えるきっかけをつくる
第3章 「仕事」を数字にする
会社の儲けの構造
あなたは、自分の会社の業績を把握していますか?
退屈な数字の羅列をシンプルに考える
儲けのツボは粗利率と労働分配率
戦略的な打ち手のインパクトを知る
利益の大きさを決める4つのドライバー
経営を自分事に感じられる方法
経営への参画意識を高めて業務改革までつなげる
アパレル大手4社の生産性を見てみよう
具体的な数字は、冷めた社員の心に火をつける
社員を本気にさせたかったら、ファクトを示すこと
みんなの心に火をつけた1枚の紙
企業の実力を示す〝指標の王様〟ROA
企業のキャラを浮き彫りにしてくれるROA
回転〝率〟より回転〝期間〟のほうが理解しやすい
世の中の〝普通〟を知っておくことで自社のキャラがわかる
「中小企業は大企業に負けて当然」は大きな誤解
「普通」を頭に入れておこう
課題と打ち手を浮き彫りにする「ROAツリー」
会社の課題を明らかにしてくれるROAツリー
ROAツリーを数字力に生かす使い方
世の中〝ROE祭り〟だけど、本当に大切なのは「ROA」
ROE至上主義の落とし穴
ROAの向上こそ経営のテーマにすべき
「意思」のある営業をするだけで業績を改善する
〝無法地帯〟の営業の実態
値決めのポリシーで利益を確保する
第4章 数字力でわかったファクトを伝える技術
ファクトを人に伝える
ビジュアルのお作法
ギャップを強調する
シンプル&フォーカスが効果的
経営課題に対する「打ち手」に目を向けてもらう
優先順位をつける
伝える相手によって情報を最適化する
上司や顧客からの突然の質問にパッと答えられる「感応度分析」
第5章 数字力を浸透させて組織を動かす
すべてを数字で考え、数字で語る
ファクトと意見をハッキリ分ける
感性だけで経営している経営者はいない
報告はBad News Firstで
数字力を「予測力」のツールにする
数字力でクールに、でも、心は温かく
数字力も最後は人を動かしてナンボ
パッションとロジック、論語と算盤
おわりに