目次
1章 チームの仕事が回らないのはスタートラインにすら立っていないからだ
そもそも能力や人数が十分なチームなんて存在しない
チームへの要求は常に「器」を最初から超えている
チームのミッションを書き直す
要求は達成すればするほどエスカレートする
勤怠管理を甘く見ていないか?
「レビュー」プロセスを端折ると自滅する
チーム外の「悪影響」要素を徹底排除する
2章 メンバーのパフォーマンスを最大化する組織術
部下をプロファイルする
ハイ・パフォーマーのコンディション調整に尽力する
ロー・パフォーマーにも力量を超えた仕事を「時間でカバー」させない
バックアップ体制を常にとる
リーダーの責任範囲を明確にしておく
「ラーメン」と「餃子」チーム理論
貴方のレビュー結果を検証する第3者を準備しておく
3章 必ず120%の結果を出す計画策定とタイムマネジメント
"「計画」は、自ら作成させ、責任を持たせることが肝要"
個々の成長カーブを見越した「マンネリ化させない」計画設定
"作業計画は、3回問い詰めて、確からしさを検証する"
仕事のロスと欠勤等「非稼働率」を必ず盛り込む
「ToDoリスト」は当日分だけでOK
作業時間の刻みは基本30分単位。相手の能力や役割によって10分~60分まで差を付ける
当人の見積もりは常に「話半分」と割り切っておく
"帰る前に「明日の作業予定」、そして翌営業日始業時に「今日の作業予定」を宣言させる"
「ペア」にして作業計画と実績をクロスレビューさせる
4章 最短の時間で部下の状況を正確に把握する方法
報連相の基本を躾ける
"メールと電話、対面、書面でのコミュニケーションを使い分け・組み合わさせる"
「簡単に1枚」作業報告レポートを毎日書かせる
「定性的」な報告を「定量的」に分析する
悪い話から報告・相談させる
作業成果(成果物)を仕事の節目でチェックする
メールだけで報告を済ませようとする不届き者の指南法
報告のウソや勘違いを見破る術
5章ミス・進捗遅延の先読み・発見術
報告がないときは決まって「悪い状況」に間違いない
"予定通りに始まらなかったら必ず「遅れて終わる」どころか、大半が「終われない」"
"「手や足が動いてない」部下は、間違いなくそのとき仕事をしていない"
"遅れた瞬間、2倍働かないと遅れはキャッチアップできない"
ミスを「徹底的に他人のせい」にさせてみても良い
「遅刻」「欠勤」は遅れのサイン
6章 トラブルを最小限のロスに抑えるキャッチアップ法
全体で「最低5%のリスク」を必ず織り込む
履歴を洗い出す
トラブル周辺の二次災害の回避策をまず考える
"トラブル時の重要コミュニケーションは口頭で、ただし毎日終業時に記録(エビデンス)を残す"
"トラブル対応と通常業務の2つに部下の役割・仕事をはっきり分けて、事態の収拾を図る"
"本格的なトラブル対応時のリーダーは、現有メンバー以外から選出する"
"リスク内容が「人の生き死に」に関わった瞬間、素直にあきらめる"
最後は「人生なるようにしかならない」と割り切る
7章 部下本人を自立させ「ダンドリ仕事」させる方法
どんなビジネスも「商売」。そう常に自問自答させる
「自分自身はどう考えているの?」「相手だったらどう考えると思うの?」
"成功体験は、少ないからこそほめ上げる"
"できないときに叱りたいのなら、「普通にできた」ことを大いにほめる"
「もう失敗しかない」状態になったらそのまま失敗させてしまえ
「自分で作った」からでなく「それが正式承認された」から当人の責任なのである
報告書はまず「自分自身に向けて」書かせる
「部下に部下を付ける」計画をできるだけ作る
予言書を書かせてみる
8章 チームが一丸となる再キックオフ
"「キックオフ=動機付け」はとっても、実は常に大事!"
"上司は「主管」、部下は「主幹」する "
一人一人に「矜持」を持たせる
「プライベート・リスク」は全て事前にお互い吐き出させてしまう
キックオフするからには「生産性」を考慮して計画を立てる
間接工数を10%未満に抑える工夫を徹底的に皆で議論する
"「再」キックオフなんだから、あえて立ち止まらないで、走りながら作っていく"