会計が世界一シンプルにつかめる本
目次
第1章 カイケイってなに? 017
未来はどこにある? ~会計で未来を読む~ 018
● 2つの扉があるとすると・・・ 018
● 未来は過去の延長か? 019
● 会計は変化している! 020
カイケイって何? ~回るマネーを説明する~ 022
● 子どもだって「会計」してます 022
いくつかの会計を整理する ~企業会計、財務会計~ 024
● 目的で2つに分ける 024
● 誰向けかで2つに分ける 026
● 「ガッチリ儲ける」派で「外の関係者」向け 027
経営者は株主に説明する ~株式会社~ 028
● 株式会社はすてきな出会い 028
● 現実は一人芝居 030
マネーを増やしたい! ~資本主義での自由~ 031
● 自由になるために 031
● 株主がマネーを預ける理由 032
● だから経営者にマネーは集まる 033
マネーは増えたか? ~決算書~ 034
●結果と原因が知りたい 034
● 決算書から未来が見える 036
● 経営者の3つの活動 039
第2章 経営者の活動はこの3つ 041
モノを売って、マネーを回す ~営業活動~ 042
● 売って回す 042
● 「仕入」とはモノを買うこと 044
● モノの受取りとマネーの支払いが同時でない 046
● 「売上」とはモノを売ること 049
● 売上でマネーは大きくなる 050
儲けとは何か ~売上高と利益~ 052
● 売上は儲けではない?! 052
● 儲けの泉 053
● 儲けを残すために経営者は考える 055
● 株主の心配 057
設備を使って、マネーを回す ~投資活動~ 058
● 投資活動といえば設備投資 058
● 使って回す 059
● 設備にいくらマネーをつぎこむか? 061
● 忘れてはいけない経費 063
回すマネーを用意する ~財務活動~ 065
● マネーが足りなければ借金 065
● もしもマネーが止まったら・・・ … 066
● 倒産の危険信号 068
● マネーの観点でこのように整理する 070
第3章 右脳も使うぐるぐるチャート 071
回るマネーはこうして絵に描く ~ぐるぐるチャート~ 072
● 新登場、「ぐるぐるチャート」 072
● この縦軸がマネーの大きさになる 073
● この横軸が時間の流れになる 075
● この真ん中はぐるぐる感 076
ぐるぐるの2つの観点 ~効果、効率~ 079
● 効果的なマネーの回り方とは? 079
● まったく効果的ではないマネーの回り方 081
● 効率的なマネーの回り方とは? 082
● 信用取引も考慮するなら 083
値引きして売ると、もっと働くことになる ~値引き販売と経費削減~085
● 値引きして1円にしても買わない理由 085
● 効果的でないマネーの回り方 086
● ゴールのラインを引き上げる対応 088
● スタートのラインを引き下げる方法 090
● なぜ経費を削減するのか? 092
売れないと、もっともっと働くことになる ~なかなか引渡しできない~094
● マネーが寝ているとは? 094
● 売れないと、もっと売れなくなるカラクリ 096
入金がないと、もっともっともっと働くことになる ~なかなか入金されない~ 099
● 信用している期間が延びるとは? 099
● 現金取引とはここが違う 100
● 儲けがないどころではない 102
第4章 これが会計のモノの見方 105
会計ワールドの扉を開けたなら ~会計のモノの見方~ 106
● いよいよ会計ワールドへ 106
● これが会計のモノの見方だ! 107
これが会計のモノの見方 ~会計期間、「発生」~ 109
● その都度、説明が欲しい 109
● 会計では時間をこう区切る 111
● あなたがビジネスを始めたら 112
● お小遣い帳ワールドでは誰がトク? 114
● 会計ワールドでは誰がトク?… 116
「発生」で読み取る方法 ~黒字倒産、クレジットカード~… 119
● 儲かっているのに「マネーがない!」 119
● クレジット・カードはどうやって記録する?… 121
ぐるぐるマネーを説明するための書類 ~貸借対照表と損益計算書~123
● 法が求める決算書とは 123
● 「楽しい」感情は「またデートしたい」意思になる …… 129
BSでバランスする3つの項目 ~資産、負債、純資産~ 131
● バランスしている2つの項目 131
● マネーはこうして会社で回る 132
● 左、「資産」をご覧ください 134
● 右上、「負債」をご覧ください 136
● 右下、「純資産」をご覧ください 137
● 純資産をさらに見ていくと… 139
PLには利益がいっぱい ~売上総利益、営業利益、当期純利益~ 141
● PLは左右ではなく上下の構造 141
● 経営者の活動の集大成はPLのどこにある? 146
● 財務活動の項目は「支払利息」だけ 147
● 投資活動の項目は「減価償却費」… 149
● モノに付け加えた価値もPLにはある… 151
第5章 営業で回るマネー 155
営業活動のぐるぐるマネー ~売上高・売掛金・商品・売上原価・売上総利益~156
● 営業活動のポイント 156
● ぐるぐるチャートを逆から読む 156
● 決算書で押さえる5つ項目 158
売上高 ~ブレークダウンして将来を占う~ 160
● STEP1:右側の縦軸 160
● 売上高がアップダウンした理由は? 161
● 喜ばれたのはどのコースか? 163
● 喜ばれたのは値段か、数か? 165
● 将来も続いていくか? 166
売掛金 ~入金されるかどうかがポイント~ 169
● STEP2:「信用からマネーへ」のエリア 169
● 売掛金が膨らんだら? 171
● 売掛金がしぼんだら? 173
商品 ~今後も売れるかどうかがポイント~ 175
● STEP3:「モノから信用へ」のエリア 175
● 買った分ではなく、売れ残った分 176
● 商品が膨らんだら 178
● 商品がしぼんだら 180
売上原価 ~売れた分だけ記載される~ 182
● 売上原価とぐるぐるチャート 182
● 売上原価がアップダウンした理由は? 184
売上総利益 ~なぜお客様から価値を認められたか?~ 187
● 売上総利益とぐるぐるチャート 187
● 経営者は価値を上手に生み出しているか? 189
● 粗利がアップダウンした理由は? 193
第6章 投資で回るマネー 195
投資活動のぐるぐるマネー ~有形固定資産、減価償却費~ 196
● 投資活動のポイント 196
● 決算書ではここを見る! 196
設備の特徴 ~長く使ってマネーを回収する~ 199
● ぐるぐるチャートが描きづらい 199
● 使ってマネーを回収する 199
● マネーを回収する期間がとても長い 203
これがなくては会計とはいえない! ~減価償却費~ 205
● 「発生」の申し子 205
● 「発生」で解決する 205
● まずは資産にしましょう 206
● どのようにして資産から費用に変えるか? 209
● 費用を配分する方法 211
その設備投資は失敗していないか? ~減損~ 213
● その買い物、後悔していませんか? 213
● 会計ワールドでの失敗の記載の仕方 214
● 営業利益で減損を見抜く方法 215
第7章 財務で回るマネー 219
財務活動のぐるぐるマネーを見る3つの項目 ~借入金、支払利息、資本金~220
● 財務活動のポイント 220
● 銀行とのマネーは決算書のココを見る! 221
● 株主とのマネーは決算書のココを見る! 222
銀行とのマネー ~借入金、支払利息~ 224
● 借金には「利息」が付いてくる 224
● 絶対に返済しないといけない 225
● 利息は“ぜいにく”? 226
株主とのマネー ~資本金、利益剰余金~ 228
● 経営者からはマネーを返してもらえない 228
● 儲けの分配がゼロ? 230
● 儲けは再びビジネスに使われることも 232
設備を買うときのマネー ~有形固定資産、純資産、長期借入金~ 233
● 財務活動のきれいな流れとは? 233
● 設備と借金の良い関係 234
● 設備で返済が心配か? 236
● 純資産でもカバーされないときには? 239
第8章 ビジネス・タイプのマトリクス・・・243
ビジネスの4タイプ ~ビジネス・タイプのマトリクス~ 244
● ぐるぐるチャートの1年間バージョン 244
● ビジネス・タイプのマトリクス 245
安さが勝負の「安いでっせ」タイプ ~コスト・リーダーシップ戦略 ~248
● 「安いでっせ」タイプ 248
● 安さが勝負のモノ 249
● たくさん売らないとね 250
● 警告!戦い続けなければいけません 252
とても魅力的な「他とは違うわ」タイプ ~差別化戦略~ 254
●「他とは違うわ」タイプ 254
● とても魅力的なモノ 255
● たくさん売らなくても良い 256
敗れ果てた「溺れちまった」タイプ ~レッド・オーシャン~ 258
●「溺れちまった」タイプ 258
● 「安いでっせ」タイプからの転落 259
● 「他とは違うわ」タイプからの転落 261
● 低い“ぐるぐる” 262
かなりオイシイ「トレンド乗り乗り」タイプ ~ライフサイクル、成長期~263
●「トレンド乗り乗り」タイプ 263
● オイシイ状況は長くは続かない 264
●“高い”ぐるぐる 266
第9章 世界で1つだけの会計 265
世界に1つだけの会計 ~IFRS、国際会計基準~ 268
● どちらの決算書を信用する? 268
● 儲けが減ってしまう? 270
波乱万丈のIFRSの生い立ち ~不遇期、飛躍期、制覇期~ 271
● デビュー後の不遇期 271
● 大どんでん返しの飛躍期 273
● リーチの制覇期 276
● 生い立ちからわかること 277
IFRSはどんなもの? ~包括利益~ 278
● この会社の価値はいくら? 278
● BSが重視される 280
● 日本にはなかった「包括利益」 282
● 新しくプラスされたものとは? 283
IFRSでも大丈夫! ~原則主義、将来予測~ 286
● 自ら考える 286
● ルール破りのパラダイム・シフト 288
● 自ら語る 291
● ぐるぐるマネーは変わらない 294