キャッチコピーが考えられない!
文字が下手!
イラストが描けない!
そんな苦手意識から、「自分にはPOPが書けない」と思っていませんか?
あるお菓子屋さんでは、
文字やイラストが苦手だけど、POPに初めてチャレンジしたスタッフが書いた
「食べたらハマる!」
という、たった8文字のPOPで、あっという間に商品が完売してしまいました。
また、ある旅館では
「お土産会議で美味しかったので採用されました!」
と書いたPOPを付けると、商品の売れ行きは5倍にもなりました!
POPは宣伝だからといって、
格好つけた言葉を使わなければいけないルールなどありません。
キレイな言葉で飾られた言葉より、友人からの
「この本知ってる?後半からの展開が面白過ぎてヤバいよ!」
という飾らない普段の言葉の方が、ずっと心に響きますね。
これは、お客さまに対する販促でも同じことが言えます。
苦手意識も肩の力も抜いて、まずは一言だけのPOPにチャレンジしてみましょう。
★そのままマネして書くだけ!今すぐ使えるこのひと言
① ビジネス書担当・佐藤もハマッています!
② 一人暮らしを始めたら、この一冊は必読!
③ 人間関係に悩んでいるなら、この本の129頁を見ないと後悔するかも
④ 本気でダイエットしたいと決意した方へ!
⑤ 入社前に!読めば差が出ること間違いなしっ!
⑥ 友人の出産祝いに最適!
⑦ たとえ3000円でも読む価値あり!by 女性誌担当小林
⑧ 読書歴53年の私が選ぶナンバーワン!(店長 安藤)
⑨ ラストが衝撃的すぎて眠れなくなりました!!
【キャッチコピー力を鍛えよう!】
1. 日常に潜むヒントを掴もう
まったく興味のない本だと思ったのに、帯に書かれた文章を読んだ瞬間、手に取らずにはいられなくなったり、一冊の本の中で出合ったひと言で人生が大きく変わったり。
言葉は人の心を動かす力や無限の可能性を持っています。
購買意欲を促すPOPや販促物には、そんな言葉の力を使ってつくられた「キャッチコピー」が欠かせません。
2. 心を掴むキャッチコピーは誰にでも書ける!
ところで、生まれ持ったセンスが必要だと思われがちなキャッチコピーですが、
実は誰でもパッと魅力的な言葉を生み出すことができるのです。
しかし、そのためには「日々のトレーニング」が重要です。
例えば、普段スーパーやコンビニなどで買い物をしていると、様々な「予定にない買い物」をしてしまいませんか?
実は、予定になかったのについつい買ってしまった商品には、「心を動かす言葉」が隠されているんです。
まずは、自分がどうしてその商品を買ってしまったのか、その理由を探ってみましょう。
例えば、ドラッグストアでブルーベリーのサプリメントを衝動買いしたとします。
なぜこの商品を買ってしまったのか、商品との出合いから購入までの行動や感情の動きを思い出すのです。
「シチュエーションを絞ったターゲットに対して、解決策を投げかける言葉に心を動かされた」というヒントが見えてきましたね。
さぁ、次に応用力を鍛えましょう!
「ドラッグストアの販促なんて、書店では活かすことができない」
と決めつけるのではなく、
「あの業種、あのお店がうまくいっていることを、どのようにしたら書店で活かすことができるだろうか?」というように、自分ごとに置き換えて考えるのです。
先ほどのブルーベリーサプリを購入する決め手となった言葉で考えると、次のように置き換えることができますね。
このように、
自分が買い物をしている最中に心動かされた言葉を、そのままお店の商品に置き換えるだけで、簡単に魅力的なキャッチコピーをつくることができるのです!
普段から雑誌やテレビ、インターネット、売場などで出合って気になった言葉があれば、忘れずにメモして残しておきましょう。
POPや販促物に入れるキャッチコピーがパッと浮かぶ人になるためには、
自らの引き出しの中に、魅力的な言葉をたくさん蓄積しておくことが大切なのです。
必要な時に気の利いた言葉がすぐに浮かぶ人とそうでない人の違いは、センスではなく、普段からの「意識の差」にあるのです。
いかがですか?
これからこれからもこのコーナーでは、商品の魅力を伝え、「欲しい」と思ってもらえる、「売れる!楽しい!手書きPOPのつくり方」を紹介していきます。