先週金曜日から一昨日まで、箱根の出版健保の保養所「おおたいら」へ行ってきました。(http://www.phia.or.jp/member/resort/ohtaira.html)
毎年この時期になると中期療養というお暇をもらっております。「おい、君、どこか悪いのか?」と聞かれそうですが、ご心配には及びません。長期滞在を中期療養と呼称しているのです。
会社を離れ、ひとりでじっくりと会社のことを考える時間としております。また個人としては潜水艦と同じく必ず(人間)ドックに入港し、故障個所の有無など点検をしております。 ここ最近ずっと指摘されている事項も解消され、無事に点検をパスしてきました。「先生、〇〇は悪くないですか?どうでしょうか?あ、それと〇〇などはどうなんでしょう?」と質問の多い私に対し、先生は(端折ったのか?)ひと言「いや~羨ましいもんですな~。代わってもらいたいくらいです」と。本音かどうかは別にして、この一言で大満足)^o^(。 お医者様の言い方ひとつで医療費はずいぶん変わってくるのではないかと感じる瞬間でもありました。
2日目の土曜日は前日からの積雪もあり、一日どこにも出かけずに本や雑誌に目をおとし、やるべき仕事を黙々とこなしておりました。気が向けば温泉に入り、誰もいない湯船で徳永英明さんの歌をおしみなく(?)熱唱してきました。今回の目的は、普段できないことをやり、そして考えることです。観光スポットの多い場所でありながらも、どこにも出向かず。部屋から望む大涌谷を横目に、机にパソコンに向かっておりました。相談役とはFacetimeを使って経営の勉強会も開催しました。二人で愛読している経営書を通読しながら会社のことについて話し合いました。毎週1回はFacetimeで勉強会を開催しておりましたが、ここでは一気に2章分を話すことができ、読了となりました。
日用品の買い出しでコンビニには行きました。そこでなんと!懐かしい車と出会ってしまいました。
「羊の皮をかぶった狼」の異名を持つスカイライン(KPGC10(S20エンジン)ではなくPのないKGC10(L型エンジン))。通称ハコスカです。なんとレンタカーと書いてあるではありませんか!その他にも、240Z、AE86、NSX、RX7、35GTR、34GTRがありました。すごい顔ぶれですね! ロングストロークのL型エンジンのドロドロ音に、ソレックスの吸気音、そして体に悪そうなオイル混じりの排気ガスの香り、エキゾーストノイズを想像しつつ、「遊びで来てるんやない!」と乗りたい衝動を必死に、強引に抑えました。車が好きな方はぜひレンタルしてみてください。
そしていよいよ最終日。早朝にもかかわらず腹に低温がひびきます。陸上自衛隊富士演習場での砲撃訓練です。朝食を食べながら、「もう練習か!ご苦労さん!」と自分も急いでスーツへ着替えます。お世話になった保養所の職員さんに挨拶をして、後ろ髪を引かれつつ箱根の峠を下ります。見送りの富士山をiPhoneに収めて、一路東京へ!これから社内の会議へ行って参ります。