「無料サービス」が続々と立ち上がる時代、消費者にとっては
大変嬉しい時代が来ました。
しかし、企業の立場からすると、とっても難しい時代が
やってきたのです。
今回出版させて頂いた「価格が無料でも儲けが出る仕組みの
つくり方」に興味を持って頂く多くの読者は、企業の立場も
お持ちのことだと思います。
そこで、私は、「無料×ビジネスモデル」という切り口で
私のノウハウや経験を書籍で問うてみたいと思い、今回
出版させて頂くことになりました。
では、ビジネスモデルとはどういう意味なのでしょうか?
ビジネスモデルとは、一言で言えば、「売れ続けるための仕組み」
のことです。
一発屋で終わるのであれば、仕組みを考えなくてもいいかも
しれません。また、右肩上がりの経済であれば、仕組みがなくても
ある程度、商品は売れるのかもしれません。
しかし、これだけ商売が難しい時代では、仕組みで事業を組み
立てていかなければ、生き残ることすら難しいのではないでしょうか。
私の専門分野は新規事業ですが、どんな企業でも新しい収益源を
作っていかなければなりません。
すぐに、既存事業は競争が激化し、陳腐化してしまうほど、市場の
スピードが速いからです。
また、新しい時代の変化を分析したり、批評する暇があれば、まずは
乗ってみるというスタンスが大切なのではないかと考えています。
本書では、「無料」というキーワードを主題にはしていますが、
私がお伝えしたい本質とは、「変化に対応しましょう!」という
ことです。
そして、その有力な手段として「無料」と「ビジネスモデル」という
武器を使いましょうと提唱しております。
私の信条は、世の中の企業と人に”気づきと勇気”を提供したい
というものです。
ぜひ、今回出版させて頂いた書籍から、何か一つでも気づきと
勇気を得て、明日からの行動のキッカケにして頂くことを願って
やみません。