「33歳からの時間のルール」、この本は私にとって自分の半生をふりかえる面白い企画でした。
偶然にも私は33歳のときに大きな転機がありました。
大きな仕事をやり遂げて世に出るきっかけをつかんだのです。
20代のころはがむしゃらに働いていましたが、
気力、知力、体力が一番充実していたのが33歳のときでした。
しかしながら、それらはだんだん下り坂に向かうようになります。
また、33歳以降は、両親の健康も含めて、家族のことを
考えなくてはならなくなりました。
これは自分の時間に対しての制約になることです。
そういう中でも、自分のやりたいことをやっていくには、20代の頃以上に
時間を効率的に使わなくてはなりません。
この本で書いたことは、社長や有名人の時間術ではありません。
市井のビジネスマンの時間術です。
一介のビジネスマンであってもやり方しだいでは、ここまでできるという
工夫を書いてみたものです。
飲み会、通勤時間、勉強時間、会議、顧客訪問など、
ビジネスマンの毎日の一こま一こまも改善の余地はたくさんあります。
改善すればその時間を他のことに使えます。その分、人生が広がるのです。
厳しい環境におかれたサラリーマンにもまだまだ可能性がある
と思っていただければと思います。