書類探しのコツは「ふれあい」!/とりあえず「貯める」技術/整理整頓は3分間でオシマイ/デュアル&二刀流でいこう!/その日の仕事はやり残せ?/時間を、買ってはいけない?!/メンドーな「検索」はしない/「やらないこと」は数字で意識させよ/「ポケット全部の原則」でいこう!/「おひとりさまタイム」を確保しよう!/メールは○○○の時にチェックせよ! ……そして、整理オタクにならない。
■大迫さんの事務所は、いつ訪ねてもキレイに整理されていると評判ですが?
よくそう言われますが、掃除や整理に時間はかけていないのですよ。
整理・整頓は朝の3分間だけ。 作業時間と整理のルールを決めているので、あっという間です。
そもそも整理・整頓が嫌いなので、そこに意識を向けないようにする。 考えずに作業できるように習慣づけています。
■この本で紹介されている「整理術」とは?
手間をかけない整理術です。
例えば、書類やファイルの並べ方には、「プロジェクト別」「50音順」「押出ファイル」など幾つかの方式があります。
わたしも対象に合わせて、こうした方式を取り入れてます。
ただ、定石通りにいかない部分や一元化できない部分がある。
それをどうすればいいのか。
会社員時代から試行錯誤を繰り返してきましたが、いまは落ち着きました。
本書では、「整理術の一般ルール」を押さえた上で、できるだけ手間をかけないプラスαの方法を紹介しています。
■デジタル情報も完璧に管理できているとか?
完璧には遠いですが、最近はPC内のファイル探しに時間をとることはないし、紛失したこともないです。
かつては、旧ファイルに上書きするなどというミスもよくやってましたが幾つかルールを決めてから、その手のケアレスミスは一切なくなりました。
多くの人が困っているメール管理もシンプルで、混乱することはほとんどありません。
そのコツは、手作業を加えないこと。すべて自動化することだと思います。
なお最近は、「何でも検索せよ!」が流行ですが検索作業はけっこうメンドーなので、全面依存はしません。
それに「検索」に頼ってばかりいると、アナログ的な、縦横な思考回路まで切断されそうで恐い。 と言っても、「検索以前」「Google以前」の時代には戻れませんので。 本書ではデジタルとアナログの棲み分け法についても、幾つか提案しています。
■巻末では、お薦めの文具やオフィス用品を紹介されていますが?
はい、文房具ブームに乗ってしまいました。
少し変わりモノも混じってますが(笑)、仕事でほんとに役立ったモノだけを紹介しています。 大迫秀樹