3月に『今日から子どもと心がかよう魔法のことば』が発売されます。
発売に際して49人の方々に「子育ての苦労と対処法」の実態を聞いてみました。
みなさんそれぞれ子育てに苦労され、そんな中から生まれた独自の方法や工夫を実践していらっしゃるようです。男性からのコメントも寄せられています。
本日は20名の方からのアンケート結果を公開します!
31歳 女性
新しい事にチャレンジするのが苦手で、引っ込み思案な娘。いつも不安そうなので、「ママが見ててあげるからやってごらん」を合言葉にゆっくりとさせるようにしています。
42歳 女性
のんびりやの娘は何をやってもゆっくりで、せっかちな私はイライラすることも多いです。でも怒ってばかりいる自分がいやになるし、怒っても逆効果なのはわかっているので、遅いのは少し目をつむり、早くできた時に褒めるようにしてみました。すると、褒められて嬉しいのと、自分で出来たという自信がついたようで、少しずつですが、早くできるようになってきました。まだまだのんびりやですが、それも娘のいい部分だと考えて、これからもイライラしないように出来た部分を認めてあげたいと思います。
43歳 女性
3歳になっても言葉が出なかったので、自閉症を疑い、言語療法士に通ったりしました。専門家に相談することで、無駄な悩みを抱えることなく、良かったです。
36歳 女性
寝るときに寝室の電気を暗くするのを非常に嫌がりました。明るい電気のままでは寝つきが悪く、終身時間が遅くなって困っていました。そこで、「電気が明るいとおばけに遅くまで起きている悪い子の場所が分かっちゃうよ」と言ってみると、あっさり電気を消させてもらえるようになりました。寝室が暗くなれば自然と眠くなるようで、終身時間も早くなりました。
35歳 女性
2歳代の子供、何が何だかよくわからないけど、機嫌が悪く泣きわめく。何を言っても、もう手のつけようがない。そんな時、「○○ちゃん、にこっ」と、歯を見せて静かに笑かけると、真似して「にっ」と顔を作ってくれました。本人も無理やり作った表情なのでちょっと不自然な笑顔ですが、そうすることによって、気持ちが少し落ち着くようです。そうやって気持ちを落ち着かせてから、静かにゆっくりお話しすると何事もなく解決したりします。
36歳 女性
乳児を育児中です。夜中に何度も授乳で起こされたり、昼間は機嫌が悪く泣いていたり、とイライラすることが多いです。ですが、自分の入浴だけは1人でゆっくり入ってイライラをためないようにしています。湯船にゆっくりつかるとイライラがリセットされるので、また育児を頑張ろうと思えます。
27歳 女性
何を言っても嫌だやりたくないとしか返事をしない時期がありました。初めは、なだめたりしていたのですが段々こちらがしんどくなってきてそうだよね嫌なものは嫌だよね、と同調すると逆にそんなことない!と返事。今ではお手伝いもすすんでしてくれるように。感情をくみ取ることが大切なんですよね。
39歳 男性
言うことを聞いてくれない時期がありましたが、ではどうしたいのかをじっくり聞き、子供の為にこう考えているんだということを説明し、わかってもらいました。
44歳 男性
子供が1~3歳の頃、仕事が忙しく一緒にいる時間を作ることも難しい時期がありました。それこそ、顔を忘れられるのではないかというくらいでした。帰宅も深夜のことが多く、寝ている子供を起こすわけにもいかず、顔を合わすのは、朝の出勤前の数十分程度でした。そこで妻に、毎朝駅まで車の運転を頼み、私と子供は車の後部座席でコミュニケーションをはかっていました。時間にすれば十数分のことですが、私にとっては貴重な時間でした。
37歳 女性
4歳の娘がいます。「自分は4歳になったから何でも出来るんだ」という気持ちが大きくなったようで私がすることを何でもマネしようとします。しかし、マネの前に自分のおもちゃを片付ける事をなかなかしてくれず、気が付くと部屋中おもちゃだらけで、毎日「片付けなさい」と怒っていましたが、怒ってばかりじゃ娘も楽しくおもちゃを片付けられないのでは・・・と思い、ある日「歌を歌いながら片付けてみよっか?」と娘にいいました。聞いた事のある歌ではなく、娘に「お片づけの歌」を考えてもらいました。「おっかたっづけ~♪おっかたっづけ~♪」と単調ではありますが、娘はそれを私と一緒に歌うのが楽しいのか最近では楽しみながら・歌いながらお片づけが出来るようになりました。
36歳 女性
うちの息子はとにかくよく動く子で、ひと時もじっとしていることがなくいつも走り回っていました。親は危険な目にあわないように追いかけ回すのに必死です。周りにも謝り倒しでした。毎日へとへとでしたけど元気で好奇心旺盛なのはいいことだと思うようにして、なるべく否定の言葉掛けをせずにのびのびと育てました。小学校入学を目前に控えた今ではすっかり落ち着いて、最後のお遊戯会でも前列の真ん中で物怖じせず笑顔で踊る息子を見たら今までの疲れも吹き飛びました。
43歳 女性
他県から嫁いできた知らない地で、身内や友人などのネットワークもなく、また多胎の子育てということで、戸惑いや不安がたくさんでした。買い物に行くのも、予防接種に連れ出すのも一苦労で、ちょっとした場面で3歳くらいまでは特に「人の手と目」がほしかったです。私の時代にはなかったですが、今は行政の子育て支援事業が充実し、当市では「ファミリーサポート」という支援体制があり、格安でいつでも気軽にサポートをしてもらえるようになっています。核家族世帯が多い今、行政のサポート体制を市報やホームページでチェックしたり、出産医院で、妊婦を対象とした「体操教室」や「勉強会」を開催しているところもあるので、同じ出産時期の妊婦さんと関わりを持てることは、産後の子育ての悩みや不安を共有でき、話し合える心強いサポートになるので、早い時期からネットワーク作りをされるとよいと思います。
31歳 女性
出産してすぐ離婚しシングルマザーになりました。働きながら1人での育児は余裕もなく毎日がいっぱいいっぱいだったんですが子供は私をよく見て育ってくれました。いまではもう10歳になりお手伝いも感謝の言葉気遣いも完璧なんです。
35歳 女性
いやいや期に、これをしましょうでは反発されてしまうので、二者択一させていました。すると不思議と落ち着きました。また何かを静止させる時に、これからある楽しいことを提示した後に静止を求めると、素直に聞き入れることが出来ていました。喜びを与えた後に制限することで、楽しく受け入れられていたようです。
31歳 女性
現在2才2か月の娘が1才6か月ころからいやいやを始めました。日に日にパワーアップするイヤイヤにこっちもイライラ。何かをきっかけにすべてイヤになる。落ち着かせるのも一苦労。イライラを抑えこれも娘の成長の証拠と思い、なんでも娘にやらせるようにしました。もちろん2才前後ではうまくできませんが、やらせてできないと手伝おうかと声をかけるようにしました。それは本当に細かいことばかりです。部屋の電気をつける。テレビを消す。服を選ぶなど。そうすると今は激しくイヤイヤすることはなくなりました。
44歳 女性
近所に仲良しが2人。小学校の行き帰りも一緒の3人でしたが、高学年になり、だんだんと1人が少し浮き出して、その子の家庭にも問題があったようで、少しの間、登校拒否になり、嘘をつくようになり・・なんか困った事があると、うちの娘のせいにし、その子の母親も、周りに確かめようともせず、うちの子が悪いと・・家にも来ないで欲しいとも言われました。うちの子も泣いたり悩んだりしましたが、問題が起きたとき、ギュッと抱きしめ「信じてるから大丈夫だよ」と言い。相手のことも悪くは言わないで、あの子も悩んでるんだね・・嫌いにならなくてもいいのよ。と・・おかげで、中学になっても、親友ではないけど友達のまま。うちのこも、元気です
29歳 女性
子どもが1歳半のある日、夕飯を残すようになってしまいました。幼児食のための本を見て作って出してみても、完食とはなりません。料理をしていると、子供もやりたがったのでキャベツをちぎるってもらうと、いつも「はっぱきらい」と食べないのに、ちぎるそばから食べて、食事も完食してしまいました。それからは、食事の準備を一緒にするようになり、ご飯を完食してくれるようになりました。パパからおいしいと言ってもらったときの得意げなドヤ顔が忘れられません。
49歳 女性
生活をしていれば、いい時も悪いときもあるものです。こどもたちもおとなも日々、それぞれの環境で懸命に生きています。学校生活というのは、本来、楽しくて、たくさんの思い出ができるところかもしれませんが、そこで、うまく生きていくのは、なかなか容易なことではありません。こどもたちの様子が気になり、根掘り葉掘りきくのは、かえってこどもを動揺させてしまいます。まずは、大人が動揺しない。そして、『ここにいつでも母さんはいるよ。』と伝えることがこどもの心を強くし、その心をくれるような気がします。
49歳 女性
一人親だったから大変だった。周りからバカにされたくないと思ったので、長女が小さい頃に、お金がなくて自分の思い通りにならないか、、お金があって少しさびしいかどちらかがいいか聞いてみたら、お金がなくてみじめは嫌だと答えたので、その思いに必死に答えたら、割合と素直な子供になった。
35歳 女性
5歳と3歳の娘がいて、何かと毎日時間に追われていて、ついイライラしがち。そこで、買い物の回数を極力減らす、銀行等の用事も買い物のついでに済ます、等々、必要最低限の用事にしぼり、さらに効率的に動くことで、自分の時間を少しもてるように。そのおかげで、イライラの頻度も激減しました。