トクする!情報成長術
2020年04月15日
第111回・増えつつある代用肉
illustration...Kakky
ウイルス蔓延防止のための外出自粛でスーパーにもひんぱんには足を運べなくなりました。
困るのは、野菜と肉の調達です。野菜は107回にも書きましたが、足りないときは乾燥野菜と冷凍野菜を駆使しているのでなんとかなっています。肉も冷凍したものがあるのでこちらもなんとかなると思っていたのですが、昼も夜も家族3人揃っているので、やはり週の終わりには足りなくなってきます。
なので、大豆ミートを使う日が増えました。大豆ミートは昔からありますが、20年ほど前は、いくらお湯で戻してもスカスカした食感で味気なかったものです。それが、技術が進んだ最近は、こちらが明かさなければ子どもたちは肉だと思って食べていることも多いです。
絶品なのは大豆ハム。こちらは魚肉ソーセージに近い感じなので、細かく切ってチャーハンにしてしまえば、ハムにしか見えません。それから大豆から揚げも、味をつければ十分から揚げに感じます。肉の繊維質のような食感もあり、錯覚しやすくなりました。
また、薄切り肉風にカットされた大豆ミートは、茄子と一緒に味噌炒めをして、最後にかたくり粉でとろみをつけると、ツヤツヤ感までお肉そっくりです。初心者向きのひき肉風のものもあり、それはカレーやシチューに入れるといい感じです。
長期保存ができ、非常時に大助かりの大豆ミート、とてもヘルシーです。海外ではハンバーガーショップが取り入れるなど、次第に浸透し始めています。日本でもこの機会に多くの人に試していただきたいです。(作家・内藤みか(@micanaitoh))