トクする!情報成長術
2020年02月12日
第86回・オーディオブックを楽しむ
illustration...Kakky
アメリカではオーディオブックが人気があるそうです。
車社会なので、移動時間に車で聴くことができるからなのでしょう。
けれど、日本ではそれほど伸びているというわけではありません。
私は英語の絵本のオーディオブックを聴くことがあります。
私レベルだと児童書がちょうどいいのです。
それを聴くとアメリカとの違いがくっきりわかります。
英語絵本の読み手の楽しげなこと、擬音なども臆せず上手に読み上げ、朗読というよりはひとり芝居を聴いているかのような迫力があり、BGMや効果音付きの物も多いです。
音声もゆっくりというほどではなく、普通に話す時より心持ちはっきりしっかり読んでいるかなという印象です。
対して日本はどうでしょう。まじめそうな朗読者が、ゆっくりめにかっちり読み上げていくものがかなり多いのではないでしょうか。効果音もなく、あまり抑揚もつけない読み上げかたなので、楽しい、という感じがあまりないのです。
アメリカのオーディオブックのようにドラマティックに朗読するようにすれば、日本でもオーディオブック人気が出るかもしれませんが、今のままだと難しいかもしれません。
私ももっぱら英語のオーディオブックばかりを聴いています。オーディオブックは、英語の絵本読み放題サイト「Epic!」にもたくさんの、ざっと見る限り少なくとも100本以上は入っているので、当分は楽しめそうです。(作家・内藤みか(@micanaitoh))