トクする!情報成長術
2019年12月09日
第63回 ブックカフェの楽しみかた
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ブックカフェは、以前はとても苦手でした。
物書きなので、本は大好きで、自宅にも以前数えたら3000冊を超える紙の本があるし、端末には何千冊もの電子書籍があります。もちろん全部読めていなくて積ん読状態になっているものもたくさんあります。


それだけ家に本を抱えているので、ブックカフェにわざわざ行かなくても家に本があるし、ということで足を向けてこなかったのです。それに食事の席で本を読んだら汚してしまいそうで怖かったというのもあります。


けれど最近はブックカフェが近くにあれば立ち寄るようになりました。なぜかというと、ブックカフェでは本も販売していることが多いので、気に入ったら購入することもできるからです。そして、食事を終えてから本を読めば、汚す心配もありません。


何より気に入っているのが、ブックカフェごとに揃えている本が違うこと。絵本が多いところもあれば、文学系の本が多いところもあり、こだわりを感じる品揃えで専門書店に近い感触を受けるところもあります。本屋巡りの感覚に近いんだなとわかった途端、ブックカフェが大好きになりました。


私がよく行くのは渋谷のスクランブル交差点のTSUTAYAのビルにある「WIRED TOKYO1999」。壁一面に張り巡らされた本棚とオシャレなカウンターバーがあり、揃えている本もとてもオシャレな写真集など、あまり他では見かけないようなものも。その空間にいるだけで、たくさんの刺激をいただけます。                    (作家・内藤みか(@micanaitoh))

illustration...Kakky

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