トクする!情報成長術
2019年10月04日
第37回・無料の電子書籍で暇つぶし
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最近は色々な電子書籍が無料で配信されていて、驚くと同時にありがたく感じています。
20年以上も前から、著作権が切れた文豪の作品は「青空文庫」で読むことができました。太宰治も芥川龍之介も入っています。このサイトに入っている本だけでも一生かかっても読み切れないほど詰まっています。


さらに最近目立つのはコミックスの1巻だけを無料で配信するというもの。ガラケー時代は1話分無料だったのが、電子書籍になると1巻無料と太っ腹なので、最初はびっくりしました。なぜ無料なのかというと、1巻を読んで続きを気になった人たちが有料で2巻を買ってくれるからなのです。まずは多くの人に知ってもらうために1巻だけは無料開放しているのでしょう。近頃は1巻のみならず3巻目くらいまで無料にしているコミックスも見かけるので、ますます驚いています。


無料の電子書籍は多くの電子書店で配信されています。ネット書店に行き、安い順に本を並び変えれば、0円、つまり無料の本が、山のように出てきます(たとえばBook Live!は14000冊)。
多くはコミックのようですが、小説やビジネス書も入っています。ただしこれらは1冊まるまる無料というわけではなく「お試し版」として第1章のみ無料、などというものが多いですが、十分楽しいです。


本屋さんで立ち読みをして店員さんに嫌がられた、なんてシーンが昔の漫画にはよくありましたが、今や、ネット書店で立ち読みならぬタダ読みができるのです。しかも誰にも怒られません。版元さんも読むことを了承しているものなので、遠慮なくブックサーフィンしてみましょう。
(作家・内藤みか(@micanaitoh))

illustration...Kakky

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