週に2日、夕食に肉も魚も食べない日を作るようにしています。
私は2年ほど、ベジタリアンだった時期があるのですが、その時に、とても体が軽くてラクだったのです。体が消化で働きすぎず、疲れていないような感じがしていました。

毎日ベジタリアン料理にすると子どもたちから文句を言われてしまうかもしれませんが、デトックスしたくて、週に１度だけ、そっと肉と魚を抜いています。最近は代用食品といって、大豆をひき肉やソーセージそっくりに仕立てた品もあるので、物足りなさというものはありません。

ただ、肉のうまみ成分が入っていないので、やや味が淡白になるため、工夫が必要です。私は事前に軽くお醤油やだしなどに浸し、下味をつけるようにしています。

私が一番オススメなのは、エージェー社の大豆ハムです。子どもたちは言われるまで本物のハムだと思い込んでいたくらい、食感も実物のハムに似ています。これを細かく切ってチャーハンにして炒めると風味が出て、とても美味しいのです。大豆唐揚げも、本物の唐揚げにかなり近く、ソースにも合うので、お弁当のおかずにもちょうどいいのです。

ベジタリアンというと野菜ばかり食べているイメージがありますが、実は、大豆製品摂取が不可欠。肉を摂らない事で不足するたんぱく質を大豆から得ているからなのです。醤油や味噌も大豆製品なので、日本人は昔から大豆の栄養に目を付け、積極的に口にできるよう、知恵を絞っていたのだろうなと感心してしまいます。

興味があるかたはぜひネットで「大豆肉」などと検索してみてください。大豆による肉の代替品がいろいろ出てくると思います。（作家・内藤みか（@micanaitoh)）

illustration...Kakky