トクする!情報成長術
2019年09月11日
第29回・電子書籍と紙の書籍、どちらを買うべき?
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先日、映画『ニューヨーク公共図書館』を観ていたら、職員が電子書籍と紙の書籍、どちらを仕入れるかで悩むシーンが出てきました。アメリカの図書館では電子書籍の導入は全図書館の94%にまで伸びているそうですが、日本で5.9%とまだまだ少なく、電子書籍が好きな私は少しさみしく思っています。


さて、我が家ではできるだけ電子書籍で買うようにしています。昨日も息子が『藤子不二雄SF短編集』という分厚い本を、電子で購入しました。分厚い本は場所を取りますが、電子で買えば場所は取りません。この違いは、何十何百冊と買っていくうちにはっきりと出てきます。


それでもまだ、電子化されていない本も多いので、私の家では紙の本もどんどん積み上がってしまいますが、それでも電子書籍を買うようになってからは、その速度がかなり落ちました。スペースを考えたら、電子書籍は本当に素晴らしいのです。私のKindleには何千冊もが入っていて持ち歩くことができますが、実際にこれらの本が立体になったら、2トントラックを呼ばなくてはならないくらいの大変な量になってしまうのです。


これからもできる限り紙の本を減らし、蔵書は電子書籍ばかり、となるのが私の理想です。そうすれば今のように本棚が10もあり、引越しのたびに詰め替えが大変、ということはなくなるし、荷物も減るのでスムースに移動できるはずです。実際、アメリカのテキサス州には電子書籍のみを貸し出している図書館(BiblioTech)があるそうですから、不可能ではないはずです。

(作家・内藤みか(@micanaitoh))



illustration...Kakky

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