私の自宅にはエアロバイクがあります。このエアロバイクにはデスクが付いているので、iPadを置いて原稿を書くこともできてしまうのです。このエアロバイクは買って本当に良かったな、と思っています。暑くて外に出て行きたくない時も、涼しい室内で運動をすることができるのですから。

海外では、こうしたエアロバイクを漕ぎながら仕事をするデスクや、立ったまま仕事をするスタンディングデスクが当たり前のようにあるオフィスもあるのだとか。どうしても座りっぱなしで仕事をすると足腰を動かさないので、こうした工夫は必要だと考えています。

私は以前は午前中だけは立って原稿を書くようにしていました。ずっと立ちっぱなしだと結構疲れるし、いい運動だと思ったのですが、残念ながら私は集中することができず、今はあまり立ち原稿はしていません。理由はよくはわかりませんが、文章の世界に入りづらく、特に小説だと、書きづらかったのです。もしかしたら私が軟弱者で、立ち仕事に疲れてしまったからかもしれません。

けれどエアロバイクは座ったままの姿勢で足を動かすので、デスクにいるのと同じ感覚で運動することができます。原稿に夢中になると１時間以上漕ぎっぱなしということもよくありますし、夏場は結構汗もかきます。普通のデスクだったら冷房が効いて涼しい室内にいたら汗もかかないわけですから、とても健康的です。

エアロバイクはできるだけ午前中に漕ぐようにしています。早い時間に体を動かし、ひと汗かいてしまったほうが気持ちいいし、頭も良く働くような気がするのです。

通っているハリの先生からも、座りっぱなしだとあまり健康的ではないので、時々は立ち上がってストレッチや体操をするようにと指導されています。そうしないと筋肉が固まってしまい、腱鞘炎になりやすいのだとか。なので、仕事に一区切りついた時は、できるだけ体を動かすようにしています。（作家・内藤みか（@micanaitoh)）

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