月に1度は美術館か博物館に行くようにしています。
6月は両国の江戸東京博物館で「江戸の街道をゆく~将軍と姫君の旅路~」を鑑賞しました。実際の駕籠(かご)や嫁入り道具の展示もあり、とても風情がある素敵な展示でした。
美術館に行くクセは学生時代からあったので、子どもが生まれてからもベビーカーの時から一緒に連れて行っていました。海外では子連れで美術館はよくある光景らしいのですが、日本ではあまり見かけないのは少し残念です。小さな時から本物を見せたり、美術館でのマナーを教えるのも、必要だと思うのですが。
私の下の子どもは美術大学を目指しています。サイトを見ながら次はどの美術展に行こうかとよく話をしていたこともあり、高校生になってからは、美術展の料金を自分で調べてひとりで出かけています。美術館が親しみやすい場所となったのは、うれしいことです。最近はマッチなど、小さなデザインに関心があるそうなので、目白の「切手の博物館」や渋谷の「たばこと塩の博物館」(ここは今マッチ箱デザインの展示をしています)に一緒に行きたいなと考えています。
今行われている美術展を調べるのは簡単です。行きたい地域と美術展で検索すれば適したサイトが出てきます。たとえば「東京 美術展」と検索サイトに入力すれば「レッツエンジョイ東京」や「artscape」のページなどが出るので、そこをクリックして、おすすめの美術展のなかから気になるものを選べばいいのです。
私は「TOKYO ART BEAT」というサイトが好きです。NPO法人が運営していて、他のサイトにはないマニアックな展示も多く紹介されているし、英語での案内もあり、とても見やすく選びやすいのです。さらに割引クーポン付きの展示もあるのでおトクな時も。眺めているだけでも楽しめます。(作家・内藤みか(@micanaitoh))
illustration...Kakky