「できる!」ビジネスマンの雑学
2025年02月28日
[957]JR東日本の運転士に謎の体調不良が流行?

 首都圏の公共交通の大動脈とも言われるJR中央線ですが、その路線を含むJR中央線・総武線では、運転士に謎の体調不良が数年前から発生しているようです。(※JRでは終息したと宣言)

謎の「中電病」 中央・総武線各駅停車で相次ぐ運転士の体調不良
 「中電病(なかでんびょう)」という言葉が、首都圏のJR運転士の間でささやかれている。中央・総武線の各駅停車(三鷹―千葉)で運転士の体調不良によるオーバーラン...。
朝日新聞デジタル 2025年1月10日

 最新のニュースはこちら。

【不安】「『不思議』だけでは済まされない」JR東日本の一部路線で相次ぐ"運転士の体調不良"...
JR中央線・総武線の『中野南乗務ユニット』に所属する運転士らの間でナゾの体調不良が相次ぎ、"中電病(なかでんびょう)"と揶揄される事態に。オーバーランなどのミスが続出していますが、多くの運転士に共通するのが、「記憶が曖昧」という供述...。
読売テレビ 2025年2月4日

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 運転中に意識が遠のき運転に支障が出たりオーバーランするなど、運転士としてはあってはならないことが、実に3年以上前から続いていたということです。

 筆者も日常的に利用している路線ですから、総武線の遅れや突然の運休、ダイヤの乱れは少し多いなと感じていました。しかしこのニュースを目にするまでは、運転士の体調不良が多く「中電病」とまで言われていたとは知りませんでした。

 気になるのは体調不良を訴えた運転士が「魂の抜けた人形のようだった」、「記憶が曖昧」、「睡魔に襲われ、居眠りしてしまった」という箇所です。

 運転席ではもはや正常に運転操作をしていたとは言えない事態に陥っていたようです。

 ニュースになるまでにJRでは職場環境の改善や飲料水、空調の検査など原因の究明を行ったのですが、原因はわからず仕舞いだったそうです。

 記事によると「ここ2ヶ月は発生しておらず」とのことで、終息しつつあるとの見方です。

 しかし原因がわからなければ、終息したとは言えず、また再発する危険も残っています。

 筆者が秋葉原に行くにはこの路線を使わざるを得ず、人ごとでは済まされません。当分は時間に余裕を持って乗るほかなさそうです。原因のわからない奇病(?)の一日も早い完全終息を願うばかりです。(水田享介)

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