今年最大の自然災害は、2024年元旦に発生した「能登半島地震」とそれに続く数々の災害があげられます。
能登半島では先日の集中豪雨の被害も重なり、復興の兆しはいまだ見通せない状況です。
この地震を体験したイラストレーター「まえだ永吉」さんは体験記をコミックエッセイ(マンガ)にして発表しています。
また、『令和6年能登半島地震体験記』というタイトルで電子書籍(KADOKAWA)として発売されています。
※電子書籍版『令和6年能登半島地震体験記』表紙イメージ
能登半島地震の被害の大きさを伝える体験記に3.6万「いいね」。
大災害の経験をリアルに伝えるコミックエッセイ
この時の経験を漫画にしたのが、能登半島に住むまえだ永吉さん(@eikiccy)です。地震直後の状況や避難の様子、ライフラインが復旧するまでの実体験を詳細に綴ったコミックエッセイ...。
(レタスクラブ 2024年9月8日)
マンガの一部は上記記事のリンクから読むことができます。また、電子書籍として購入できるほか、いくつものマンガサイトでも試読および購入可能となっています。なお、このエッセイは現在も連載継続中です。
地震被害者の生活、不便さなどはニュースではなかなか伝わりにくい面があります。どのような支援が必要とされているのか、どんな形なら支援が届くのか。
実体験とその場の心情がマンガで描かれた読み物は、わたし達につよく訴えかけてきます。
遠い国の不幸な出来事ではなく、自然のちょっとした気紛れで誰に起きても不思議ではないこと。そういう国土の日本にわたし達日本人は住んでいること。
ふだんからどう生きていくのか。どんな備えが必要か。このマンガは震災後の日々を淡々と描いているようで、実は能登以外に住む日本人全員に強く訴えているメッセージ性の高い優れたコミックエッセイとなっています。(水田享介)