夏の暑い日、木陰に吊したハンモックでそよ風に吹かれてのお昼寝-とても気持ちよさそうです。
日本ではまだ馴染みの薄いハンモックですが、快適なだけではなく質の高い睡眠と共に記憶力も向上することが、研究で解明されました。
揺れながら眠ると記憶の固定がブーストされる
揺れを加えた眠りがノンレム睡眠を示す脳波を生み出すことを発見しました。これらのデータから、揺れのある眠りは、眠りと記憶の固定において重要な役割を果たす視床と皮質のネットワークの神経活動を同期させる...。
(Gigazine 2019年01月25日)
揺られながら眠ると「すぐに眠りに落ち」、「深い睡眠が持続する」というふたつの効果があるそうです。
研究では揺れるベッドで眠るグループと一般的な揺れないベッドで眠るグループで、眠りの様子と記憶力テストを行いました。
その結果、ベッドを揺らしながら寝たグループの方が、ノンレム睡眠を長く取り、記憶の定着がよく、その結果、記憶力のアップがみられたとのこと。
深い睡眠状態では眼球の動きのない「ノンレム睡眠」となり、大脳を休息させる効果があるそうです。脳が休んでいる時間に記憶が定着するのではないかと言われています。
ただし、別のサイトでは記憶の定着はレム睡眠の時に起きていると紹介しています。
勉強と睡眠の関係
私たちの脳は「レム睡眠」の時に昼間に勉強した内容を整理し、記憶として定着させるといわれているのです。「レム睡眠」は一晩に4~5回あらわれます。つまり睡眠時間が短くなれば、それだけ「レム睡眠」の回数が減り、せっかく覚えた学習内容が脳に残りにくくなる...。
(栄光ゼミナール・教育情報)
眠りの種類 ~レムとノンレム~
(ドリエル・エスエス製薬 最終更新日:2023年1月13日)
記憶が定着して憶えたといえる状態になるのは、レム睡眠で記憶を整理したからなのか。ノンレム睡眠で大脳をしっかり休ませたからなのか。
こうなったらハンモックを吊して自分で確かめるしかなさそうですね。(水田享介)