2年前に、山梨県のとある個人宅水槽で、新種のマリモが繁殖していることを当コラムでご紹介しました。
[748]マリモの不思議。山梨の個人宅水槽で新種マリモを発見
新種のマリモ 甲府市の民家の水槽で見つかる
国立科学博物館は、甲府市の民家の水槽で国内でこれまで確認されていなかった新種のマリモが見つかったと発表しました。
(2022年11月18日)
https://www.asuka-g.co.jp/column/2211/012168.html
自然環境でしか丸く育たないと思われていたマリモが、水槽で育っていて、しかも新種と言うことで国立科学博物が調査を行い、大きな話題になりました。
この話には続きがありました。2024年4月、関東地方でも同様の現象が起きていました。
※AIで生成したマリモのイメージ(Stable Diffusion 2.1 を使用)
神奈川県内の男性が「多摩川で何気なく拾った石」を水槽に入れていたら、あら不思議。もこもこと緑の藻が生え始めるとしだいに丸くなり、マリモになったそうです。
河原の石を水槽に入れたら...国内報告1例の「まりも」が出現
3年前、多摩川の河原で拾った石を熱帯魚を飼育している水槽に入れたところ、しばらくしてから石の表面に付着した藻が丸くなりだし、去年末になり数が増えてきた・・・。
(NHK NEWSWEB 2024年4月7日 )
記事によると、マリモは阿寒湖に生息する「マリモ」、富山県で確認された「タテヤママリモ」、そして2022年に山梨県で見つかった「モトスマリモ」の3種類があり、今回の発見は「モトスマリモ」の2例目と言うことです。
2度あることは3度ある、の例え通り、多摩川で「何気なく石を拾えば」そのうちにマリモが発生するかも知れませんね。(水田享介)