「かはく」こと国立科学博物館では、2024年3月16日(土)から6月16日(日)まで、「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」を開催しています。
※メインビジュアル
哺乳類をテーマにした本展示会は、今回で3回目。前回、2019年の展示からさらにスケールアップして、陸と海の哺乳類あわせて約200点の標本が大行進する様子は、一見の価値があります。
※今回の哺乳類大行進の様子(一部)
今回の展示では、アジアゾウの全身交連骨格、赤ちゃんクロサイ、プーズーなど初公開の標本もお披露目しています。
※国立科学博物館 外観
会場:東京・上野公園 国立科学博物館
期間:2024年3月16日(土)~6月16日(日)
休館日:月曜日、5月7日(火)
※ただし3月25日(月)、4月1日(月)、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)、6月10日(月)は開館。
開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
※ただし、毎週土曜日、4月28日(日)~5月6日(月・振休)は19時まで延長
(入場は18時30分まで)。
※常設展示は4月27(土)~5月6日(月・振休)は19時閉館(入場は18時30分まで)。
それ以外の期間、常設展示は17時まで(入場は16時30分まで)。
※詳細は公式サイトにてご確認ください。
展覧会公式サイト:https://mammals3.exhibit.jp/
チケット料金:
通常券/一般・大学生 2,100円
/小・中・高校生 600円
企画券/公式サイトにてご確認ください。
チケット https://mammals3.exhibit.jp/ticket/
※チケットご購入、ご来場の際は、注意事項を必ずご確認ください。
※未就学児は無料。
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。
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筆者は公開に先駆けて行われた内覧会を拝見しました。印象に残ったのは、立ち姿でシロクマと並ぶヒグマ(標本)の大きさ、爪の鋭さです。たとえ猟銃を持っていたとしても、巨大なヒグマに立ち向かうのは、とても危険なことと実感しました。
野生生物ならば、剥製標本よりも生きたままの姿を見たいという方もいるでしょう。タイ・ベトナム・ラオスのジャングル(国立公園)に通った経験のある筆者ですが、博物館の実物標本でそのサイズや見た目を確認することも大切だと思います。
タイでは木立の陰のメガネザルと目を合わせましたが、一秒足らずで姿を消しました。ムササビの飛ぶ姿は貴重でしたが、ジャングルを雨の中、3時間歩いた後でした。
※メガネザル(国立科学博物館所蔵)
野生の動物を見るには大変な努力が必要です。タイのカオヤイ国立公園を3度訪れましたが、いまだ野生のゾウを見たことはありません。
※手前にアフリカゾウ、奥にインドゾウの骨格標本
ベトナムには30年ぶりに再発見されたマメジカがいます。それに近いマメジカ科のインドマメジカの標本があり、子犬ほどのたたずまいのシカに感動しました。
※インドマメジカ(国立科学博物館所蔵)
失われたマメジカ、ほぼ30年ぶりに発見
(ナショナル ジオグラフィック 2019年11月14日)
また、今回の展示では、都会でも身近となったタヌキ、ハクビシン、キョンなども注目したい生き物たちです。
近年は、都市部でもこれら野生生物が繁殖して、人間の生活圏を脅かしています。とはいえ夜行性の彼らを目にする機会はあまりありません。
夜道で見かけた動物は、ネコか犬だろうと思い込んではいませんか。近所にどんな生き物が棲息して、どんな獣害があるのか、それを知らないと対策のしようがありません。
実際の大きさと姿かたちを、事前によく見知っておけば、あとで役立つことでしょう。今回の展示でじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。(水田享介)
-----------------【「大哺乳類展3」無料観覧券 プレゼントのお知らせ】
ご応募いただいた方、先着3名様に「大哺乳類展3」の入場券(2枚)をプレゼントいたします。なお、プレゼント該当者の発表は、チケットの発送をもって代えさせていただきます。応募先はこちらです。「明日香出版社 公式サイト内 お問い合せ・ご意見」http://www.asuka-g.co.jp/contact/【ご注意】 入場券の送り先はコメント欄にご記入いただいた住所・氏名となります。記入モレやお間違いのないようお願いいたします。お名前、住所のない応募は無効となります。 「書籍名」の記入欄に「大哺乳類展3」とご記入ください。★本件は募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。