本日、2023年9月29日（金）はマイナポイント申込みの最終日です。

　これはマイナンバーカードを普及させるため、今年2月末までに申請した人には、最大2万円分のポイントをプレゼントするキャンペーンでした。

　その申請の最終日がついにやってきました。

　マイナンバーカードを期限までに申請していても、ポイントの申込みまで終わらせていないと1ポイントももらえません。

　筆者はカード自体は今月半ばに受け取っていたのですが、多忙のため今週初めまでポイント申請はほったらかしでした。

　テレビニュースで今週までで申込み〆切りと知り、あわてて手続きしました。ITには詳しい筆者でしたが、申請にはいくつもの関所、関門、難題がありました。

まず、申請方法がいくつかあり、どれを選択すれば早いのか悩みました。

1）自分のスマホで申込む
2）自分のパソコンで申込む
3）街中にある支援端末で申込む

マイナポイント第2弾事業
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/



　1）のスマホで始めましたがすぐにつまずきました。iPhoneSEでカードを読み取れるとありましたが、それは二代目SEからで筆者のSEは初代。読み取れません。
　iPhoneの機種変更が必要です。幸い二代目SEは手許にありましたが、自分で機種変更するのは面倒なのでスマホ申請はやめました。

2）も筆者の環境では可能でした。カードリーダー内蔵のノートパソコンでしたが、カードを読み取ったこともないし、紹介されたアプリのインストールができませんでした。

　もう3）しか残っていません。近くの郵便局に支援端末があることを知り、出向きました。ただ申込み途中で決済サービスのIDなどがわからずひとまず中断。

　ふたたび1）のスマホに戻り、iPhoneの機種変更を深夜までかかって終えました。しかし今度はスマホアプリが起動しません。

　翌朝、決済サービスのIDがわかったので、郵便局に出向いて再チャレンジ。
　申込みはできたものの、口座などのヒモ付けをする画面はロックがかかり、それ以上は進めません。

　後の作業は機種変更を終えたスマホで行うしかなくなりましたが、AppleIDの認証が通らなかったり、通信障害が発生してネット接続ができなくなるなど、原因を探るためPCとスマホの間を行ったり来たり。
　午後になると、アプリも立ち上がり、何事もなくネット接続が可能になり、口座等のヒモ付けが終わりました。

　筆者の場合に限った話ですが、1）～3）のどの方法を試みたとしても、ひとつの方法で最後まで手続きできず、先に進めない原因を類推しながら回避したり、別の問題から解決するなどしてようやく終わりました。
　幾通りものパスワード、複数あるＩＤを完璧に用意しておかないと、一回の申請で終わらないでしょう。

　おそらく最新のスマホを持っている方なら、ポイント申込みはスムーズに終わるでしょう。そうではない方は、サポートのある市役所などの窓口まで出かけた方がいいかもしれません。

　また、ここ最近はマイナポイント申請に乗じた詐欺メール、詐欺サイト誘導などが飛び交っているようです。くれぐれも詐欺サイトにだまされないようご注意ください。

「マイナポイント第2弾」申請期限迫る 詐欺メールなどに注意を
▽ポイントの申請を促すメールを送りつけて偽サイトに誘導し、クレジットカードの番号や、氏名・生年月日などの個人情報をだまし取る手口や
▽総務省や市区町村の職員をかたって、申請のために手数料が必要だとして、金をだまし取ろうとする電話などが確認されている･･･。
（NHK NEWSWEB 2023年9月26日）

　申請期限は、きょう（2023年9月29日）までです。せっかくのマイナポイントです。受け取り漏れのないようご注意ください。（水田享介）