例年になく今年の夏は暑い・・・それは天気のせいだけではありません。
ことしのセブン・イレブン(以降セブンに略)は、全国的に例年になく暑い!
それはセブンの「カレーの祭典」が例年になく熱く盛り上がっているからです。
「ニッポンの熱い夏!カレーの祭典」
(セブン‐イレブン・ジャパン/公式サイト内)
https://www.sej.co.jp/products/curry2308.html
ニュース記事でも紹介していますが、本格メニューが勢揃い。
セブン×エリックサウスのビリヤニ ガチ仕様なのに万人ウケする絶妙な味
(アスキー/モーダル小嶋 2023年08月03日)
【異常】ついにインド人もビックリの「本気のビリヤニ」が出てしまう...!
セブンのカレーフェスは今回も限界突破
(ロケットニュース24/御花畑マリコ 2023年8月2日)
知る人ぞ知るあの「ビリヤニ」がまさかコンビニで買える日が来ようとは、夢にも思っていませんでした。
ビリヤニについては別の機会にご紹介したいのですが、簡単に言うとカレー主食圏で作られているカレーの炊き込みご飯です。
日本の炊き込みご飯が食材や調理法によって数限りなく種類があるのと同じく、ビリヤニにも幾通りものメニューがあります。
しかも今回のカレーの祭典のビリヤニでは、幻の高級米「バスマティ・ライス」で炊きあげているのです。
バスマティ・ライスとは、パキスタン~インド西部で栽培されているインディカ米の中で最も高級な香り米です。
タイの香り米「ジャスミン・ライス」を思い浮かべる方もいるでしょうが、まったく別物と言えるほど、食味が違います。
ジャスミン・ライスは日本米に比べて細長いとよく紹介されますが、バスマティ・ライスはジャスミン・ライスよりもさらに倍は長く、サラサラ感もより強め。まさにカレーのために生まれたお米と言ってよいでしょう。
また、前述のように産地がパキスタンからインドにまたがっているため、バスマティ・ライスというブランドの所有権を巡って両国が紛糾しているとの報道があります。
バスマティ・ライスで炊かないとビリヤニとは言えない・・・と言われるほど(そう言うのは筆者だけですが)、ビリヤニには欠かせない貴重な食材なのです。
国内の主要都市でもビリヤニを提供するカレー専門店は出てきましたが、ひと皿で2000円以上とまだまだ高価です。
これを機会にセブンのビリヤニを食べて、カレー世界の奥深さを味わってみてはいかがでしょうか。(水田享介)