ギョウザ(餃子)と言えば、日本人の国民食ともいえるほど馴染みの深い食べ物です。
中華料理店で、ラーメン屋さんで、ギョウザ専門店で、気軽に食べられる点が人気の理由。
家庭でも味わいたいと思う人も多いのですが、皮が破れずに餃子を焼くことは、困難を極めます。
「あとは焼くだけ」と宣伝はしていますが、その焼きがうまくできずに諦めている家庭も多いことかと思います。
冷凍餃子を販売している味の素冷凍食品では、うまく餃子が焼けないという声に応えて、先日(6月16日)、こんなツィートを出して話題となっています。
※味の素冷凍食品 公式ツィッターより
味の素冷凍食品、冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンの提供を呼びかけ
味の素冷凍食品は、説明通りに調理しても同社の冷凍餃子が張り付いてしまうフライパンの提供を呼びかけている。
同社では、SNS上での「冷凍餃子がフライパンに張り付いてしまう」という投稿に対し、「フライパンを提供いただき、研究・開発に活用したい」とリプライし、これが話題になっていた。
(Impress Watch 2023年6月16日)
「餃子がうまく焼けずにフライパンに張り付く」のなら、そのフライパンを味の素冷凍食品に送ってください。
原因を調べます。
なんとも明確な対応でしょうか。
ただし、いくつか条件があります。
1)張り付いたギョウザは味の素冷凍食品の商品に限る
2)パッケージ裏面の焼き方で焼いても張り付く場合限定
3)張り付いたギョウザはきれいに落としてから発送
4)6月30日到着分まで、ヤマト運輸・佐川急便・ゆうパックの着払い
5)送ったフライパンは返却しない
筆者はギョウザの焼き方をいろいろ試した結果、中身の具材は汁気を少なくして鉄製のフライパンか中華鍋に油を引き、弱火でじっくり焼き上げる方式にたどり着きました。最近のマイブームは、円形に並べたギョウザの中心に生もやしをひとつかみ置いておくこと。
これで適度な水分が保たれて、焼きすぎ防止になります。
蒸し焼き状態を保つために、フライパンにぴったりの蓋を用意することも欠かせません。
焼き上がったら少しフライパンを冷ますとはがれやすくなります。
どんなに工夫してもうまく焼けないのであれば、フライパンを味の素冷凍食品に送るしかありませんね。(水田享介)