東京都調布市ではただ今、水木しげる生誕100周年記念・調布市平和祈念展として「水木しげるが見た光景」展を開催しています。11月30日まで。
○鬼太郎も、河童の三平も、調布で生まれた○
朝ドラ「ゲゲゲの女房」でご存じの方も多いでしょうが、水木マンガのほとんどは、水木しげる氏が在住していた東京都調布市で誕生しています。『ゲゲゲの鬼太郎』、『悪魔くん』、『河童の三平』など少年マンガで有名なキャラクターたちを大型パネルや原画などでご覧いただき、水木氏と調布のつながりを写真やイラストパネルで紹介します。
「河童の三平 (c)水木プロ」(掲載許諾期間終了)
「調布市立図書館 図書館だより挿絵」(掲載許諾期間終了)
展示風景
会場風景
また、水木氏は早くから戦記マンガを手掛け、『総員玉砕せよ!』、『戦艦「比叡」の悲劇』、『白い旗』などの傑作マンガを生み出しています。
本展示では厳選したエピソードをパネルと複製原画で展示しています。
「壮絶!特攻」(掲載許諾期間終了)
特に『総員玉砕せよ!』の構想ノートは今回、初公開となります。この構想ノートから、水木氏が作中の登場人物に込めた思いを解き明かすテレビ番組が生まれています。
「"戦争漫画家"水木しげるのメッセージ」
(NHK広島/初回放送日: 2022年9月30日/NHK BS1: 2022年10月6日)
調布市名誉市民 である水木氏は、第一線の漫画家として活動しながらも、市の行事や刊行物にも積極的な協力を惜しみませんでした。
調布市ならではの多摩の風景とともに、市民との温かな交流の記録もぜひご覧ください。
◆展示概要◆
水木しげる生誕100周年記念・調布市平和祈念展
「水木しげるが見た光景」―紡がれる想いと言葉―
https://www.chofu-culture-community.org/events/archives/12946
開催日◆2022年10月8日(土) ~ 2022年11月30日(水)
※会期中の休館日は以下のとおり
2022年10月24日(月)、25日(火)、11月28日(月)、29日(火)
時間◆10:00~18:00
会場◆調布市文化会館たづくり/展示室(たづくり1階)
料金◆無料
展示会場では著書、記念グッズの販売も行っています。
『総員玉砕せよ! 新装完全版』、『妖怪まんが鬼太郎』、『水木しげるの戦場』、『水木しげるのラバウル戦記』(※タイトルは右上から時計回り)(掲載許諾期間終了)
鬼太郎マスコット
妖怪湯のみ、ステッカー、鬼太郎メモパッド
「調布市文化会館たづくり」へのアクセス。京王線調布駅広場口から徒歩4分。調布市役所隣り。
「調布市文化会館たづくり」エントランス
今回の展示は、「総員玉砕せよ!」構想ノートの初公開、マンガ原画、有名キャラクターたちの大型パネル(撮影可)、など充実した内容でありながら、入場は無料です。(※上映映像の撮影は不可)
生誕百年を迎えて、ますますパワーアップする水木ワールド。ぜひ足をお運びください。(水田享介)
※掲載許諾期間を終了した作品、画像は削除しています。