今度の日曜日、7月10日は納豆の日です。
「710~ななとお」の語呂合わせで制定されたようですが、覚えやすくていいですね。
発酵食品の納豆は健康志向と相まって、その人気は粘り強く、いえ、急速に伸びています。
市場規模は、2011年の約1700億円から2020年は2700億円と10年足らずで一千億円も増加しています。
全国納豆協同組合連合会(納豆連)によると、業務用を含めた2020年の市場規模は、前年比8.3%増の2711億円。発酵食品ブームの継続、消費者の根強い節約志向、健康機能性の高さから、市場は9年連続拡大し、16年以降は過去最高を更新し続けている。
(日本食糧新聞 2021年3月24日掲出)
日本の人口は年々減少傾向にあり、食品の消費量も落ち込んでいる中でこの伸びは驚きに値します。
納豆がこれほど支持を集めた理由に、いまはやりのキーワード、「腸活」もあるようです。
「腸活」とは腸内の善玉菌を活性化させ、腸内環境を整えようという発想のもと、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を積極的に摂取すること。
かつて腸は水分や栄養を摂取するだけの器官と思われていましたが、体全体の健康を維持する重要な器官として再認識されています。
また、腸内細菌の働きも解明が進み、善玉菌が住みやすい腸づくりも求められ始めました。
納豆菌という細菌の働きで、あのネバネバが特徴の納豆ができる。わかったようでわからない納豆。どんな効用があるのでしょうか。
発酵学の権威、小泉武夫農学博士のサイトでは、納豆について以下のような効能が示されています。
・脳卒中、虚血性心疾患の死亡リスクが3割低下する。
納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」に血栓を溶かす作用がある。
・イソフラボン、ポリアミンで美肌、アンチエイジング効果
女性ホルモンに近い働きでお肌をいきいきと保ちます。
・豊富なビタミンB2、水溶性食物繊維がエネルギー代謝をアップ
オリゴ糖、食物繊維がお通じを良くし、腸内環境を整える。
・消化酵素が食べたものをすぐにエネルギー化
たんぱく質や炭水化物の消化に役立ちます。
(「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」(納豆)より)
猛暑の夏に向けて、納豆の賞味期限が気になる方は、こんな食べ方もあります。
納豆を冷凍で食べきる健康と節約レシピ アイスも衝撃の味に
体にいい食品として、不動の人気を誇る納豆。コロナ禍でさらに売り上げを伸ばしています。
一方でありがちな悩みが...。
(NHK首都圏ナビ 2021年3月13日掲出)
健康に気を遣う食事は大切ですが、時には好きなものを好きなだけ食べたい。そう思う方には、こんな納豆はいかが。
(画像提供 株式会社 Mizkan)
「金のつぶ うな重納豆 3P」
ご飯にかけるとまるでうな重のような味わいが楽しめる・・・
うな重のような風味、夏バテに効きそうなうなぎエキス入り、そして健康に良い納豆。土用の丑の日(今年は7月23日(土)、8月4日(木)の2回)にも近く、まさにいいとこどりですね。(水田享介)