まだ6月というのに、いきなりの猛暑で始まった今年の夏。30℃越えの真夏日地点が全国300カ所を超えた先月6月23日が今年の実質的な夏の始まりといえるでしょう。
今月初の猛暑日を宮崎県などで観測
今年最多の300地点以上が真夏日に
北陸や東海を含む広い範囲で30℃以上となり、15時までの最高気温は宮崎県延岡市で36.1℃と今年の最高気温を記録。・・・福岡市で32.8℃、大阪市で32.4℃など全国で900余りの観測地点のうち今年最多となる336地点が真夏日になりました。
(ウェザーニュース 2022年6月23日掲出)
筆者は、関東が35℃を超えた6月25日に不意に吐き気を覚えて動けなくなりました。軽い熱中症でした。30℃を越えていた二階から一階のリビングに移動したところ、エアコンの設定温度が28℃でしたので、これなら大丈夫と休んでいたはずが、前触れなく気分が悪くなりました。
熱中症はいきなり発症することを身をもって体験し、予防に努めるほかないことを思い知らされました。
また、「室内温度を28℃に」という節電要請を鵜呑みにすると、筆者のような目に遭ってしまいます。温度だけではなく不快指数、湿度、体調など複数の要因で熱中症は起こります。くれぐれもご注意ください。
政府が節電要請で「室内温度を28℃に」潜む危うさ、熱中症のリスクは?
(Yahoo!ニュースオリジナル THE PAGE 2022年6月29日掲出)
ところでオフィスや作業現場で簡単にできる熱中症対策があるそうです。
それは定期的に手のひらを冷ますこと。手のひらの中を通る血管を冷やすことで、血液温度を下げて体温を調整する効果があるそうです。
熱中症対策に「手のひら冷却」を
体温調節の仕組みに詳しい、神戸女子大学の平田耕造名誉教授は「両手のひらは、面積が体全体の5%しかないが、AVA=動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう)という、体温調整の役割を担う血管があり、そこに熱い血液を流して、手のひらから熱を逃がしている。空気中に手のひらをさらしているだけでも熱は逃げていくが・・・
(NHK NEWS WEB 2022年6月28日掲出)
◆
関東では・猛暑と酷暑の日々が続くこと十日あまり。7月4日の今日は、台風4号の接近でようやく一息つくことができました。
これを機会にわが家では、連続稼働していたエアコンをひと休みさせ、フィルターを清掃することにしました。また、室外機周辺の清掃や日よけの設置も急がれます。
外に出ずっぱりの室外機もこんにちの異常気象では大丈夫というわけにはいかず、台風対策が必要な時代になりました。
台風接近時に9割がエアコン「室外機」の対策不足
漏電や故障も...今からできる備えを聞いた
(FNNプライムオンライン編集部 2021年9月12日掲出)
まだ夏は始まったばかり。エアコンの不調は命に関わります。オフィスのエアコン、家庭のエアコン、いまのうちに点検と清掃をおすすめします。(水田享介)