本日、6月27日、関東甲信、東海、九州南部で梅雨明けしました。
関東甲信、東海、九州南部が梅雨明け 関東甲信は過去最も早い 異例の早さで真夏へ
きょう27日、気象庁は「関東甲信地方、東海地方、九州南部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。関東甲信は過去最も早く、東海と九州南部は過去2番目に早い梅雨明けです。
(日本気象協会 本社 2022年06月27日11:01 掲出)
先週の半ば、それまで日本列島に長く伸びていた梅雨前線が、太平洋からやってきた高気圧にぶつりと断ち切られると、関東地方は週末から猛烈な暑さにおそわれました。
例年であれば、梅雨の終わりに滝のような大雨が降ったりしてそろそろ梅雨明けかと思わせますが、今年はそのようなこともありませんでした。
今年は梅雨の期間も短くなりました。東海は13日間、九州南部は16日間、関東甲信は21日間。あっという間に梅雨は終わりました。
先週末が梅雨明けではないかと疑う方も多いでしょうが、気象庁の見解ではそうでもないようです。
Q:梅雨入り・梅雨明け日の末尾に「・・ごろ」と付けるのはなぜですか?
A:「今日から梅雨」、「今日から梅雨明け」などとある1日を特定することは難しく、平均5日間程度の移り変わりの期間があることから、梅雨入り・梅雨明け日の末尾に「・・ごろ」と付けています。
(気象庁 > よくある質問集 > 雨・雪について)
じめじめとした梅雨はうっとおしくはありますが、こうも雨の期間が短すぎると、水不足の夏になるのではと心配です。
また、今年の夏がこのまま酷暑で進行すると、関東地区では電力不足に陥る可能性も指摘されています。
都市部で働く人々には、梅雨の長短は仕事に影響しないと思いがちですが、あとあとボディブローのように効いてくるのかもしれませんね。
3年前、いったん終了した当コラムですが、本日から復活しました。よろしくお願いいたします。(水田享介)