東京都府中市の府中市美術館で開催中の、「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」が人気を集めています。
仙厓や蘆雪、若冲のユーモラスな作品に出会う。
府中市美術館で「へそまがり日本美術」展が開催
本展では中世の水墨画までさかのぼり、「へそまがり」な絵画の数々を紹介。破天荒な水墨画で知られる雪村の《寒山図》や、江戸時代の禅僧・白隠慧鶴による《すたすた坊主図》に見られる人物のほか、「ヘタウマ」な動物たちの姿にも焦点を当てる。
(美術手帖 2019年1月10日掲出)
企画展.:へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで 公式サイト
会期:2019年3月16日(土曜日)から5月12日(日曜日)まで
前期 3月16日(土曜日)から4月14日(日曜日)
後期 4月16日(火曜日)から5月12日(日曜日)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火曜日)
開館時間:午前10時から午後5時まで(入場は午後4時30分まで)
観覧料:一般700円、高校生・大学生350円、小学生・中学生150円
※「上様のうさぎ」(兎図・徳川家光)/公式サイトより
なかでも、徳川家光・作の「兎図」は独特の異彩を放っています。家光は狩野派画師から手ほどきを受けたといわれていますが、絵画の流儀にとらわれないその奔放な表現は、三百年前とは思えぬ、見事なポップアートになっています。
前期は今週末の4月14日(日曜日)まで。作品の入れ替えを行い、4月16日から後期が始まります。
展示予定表はこちら(pdf形式)
つまり、前期と後期を両方楽しむなら、今週末が最後のチャンスです。ぜひ、府中までお出かけください。(水田享介)
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■関連リンク
府中市美術館
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/