筆者が小学生の頃、運動会の楽しみといえば、お母さんお手製のお弁当でした。海苔巻きや卵焼き、家で漬けた梅干し・・・。
ところが、時代は移り変わって21世紀のこんにち、運動会もさまざまに変節を遂げています。
まずは、時短の波。運動会は午前中だけにして、との父兄の声が強まっているそうです。
競技も時短!変わる運動会 突然ですが、学校の運動会といえば、どんなシーンを思い浮かべますか?徒競走や騎馬戦などの競技、または、お昼のお弁当でしょうか。ところが、共働き世帯の増加や教員の働き方改革などを背景に運動会でも「時短」が進み、その内容が大きく様変わりしているのです。 (NHK NEWS WEB・News Up ネットワーク報道部記者 飯田耕太 玉木香代子 5月24日掲出) https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011450591000.html
「運動会当日は早朝から弁当作り、場所取りなど親の負担が大きい」 「全地区公平に午前で終了するように統一して」 (前出サイトより引用)
お弁当作りは負担が大きい。確かにそうでしょう。保護者に言われてしまうと、返す言葉が見つかりません。
学校行事は学校の中だけで完了してほしいという本音もうかがえます。保護者に時間的負担をお願いするのは、いまの時代が許さないのかもしれません。
「午後は習い事があるから短くなって良かった」(前出サイトより引用)
これは保護者の声ではありません。子どもたちの意見です。しごくまっとうな意見ととるのか、子どものころからせわしない生活を送っているなぁ、と思うかは、みなさん次第。
ただ筆者が気になるのは、子どもは学校にまかせてあるから、これ以上子どもに手間をとられたくないと思う人が増えているのかな、ということです。
世の中すべからく、効率よく都合良く動いてほしいものですが、それがいきすぎてしまうと、子どもたちの居場所がなくなってしまうようで少し心配です。(水田享介)
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