「できる!」ビジネスマンの雑学
2017年09月25日
[447]漱石山房記念館、新宿区早稲田にオープン
今年2017年は夏目漱石生誕150周年です。これを記念して漱石終焉の地、新宿区早稲田に「新宿区立漱石山房記念館」が誕生、9月24日(日)にオープンしました。 漱石山房記念館が24日開館 書斎再現 新宿区 夏目漱石が晩年を過ごした東京都新宿区の「漱石山房」の跡地に24日、漱石山房記念館が開館する。執筆にあたった書斎を再現し、草稿や初版本など約50点の資料を公開する。 漱石山房は第2次大戦で焼失した。漱石生誕150周年の今年、新宿区が絵画や壁紙の模様の大きさなどから書斎の広さを10畳(約16平方メートル)と割り出して再現した。 カフェも設け、コーヒーを飲みながら漱石文学に親しめる。 (日経電子版 2017年9月21日掲出) 筆者は大学時代、母校近くの早稲田南町に「夏目坂」や「猫塚」があることを知りました。昭和の当時も漱石は人気でしたが、愛読者だからといってそのような記念碑をありがたがる風潮はなく、せっかく近場にいながら一度も訪れることなく卒業しました。 たぶんその場所を訪れたとしても、小さな公園があるだけのさびしい場所だったそうですから、それはそれで良かったのかもしれません。 この記念館には漱石の書斎を再現したスペースや「木曜会」を開いていた客間や洋風の回廊も、漱石が住んでいた当時そっくりに作られているそうです。 「新宿区立漱石山房記念館」 ご利用案内 ・観覧料= 一般300円、小・中学生100円 ・開館時間= 4月~9月:8時~19時/10月~3月:8時~18時 ※ブックカフェ利用時間 ...10時~17時30分 ・休館日= 月曜日(月曜日が休日の場合は直後の休日でない日) ところで、あれだけ沢山の作品を残した漱石が、わずか49歳(1916年没)で亡くなっていたことに、筆者はたいそう驚きました。 もしも、漱石があと30年長生きしていたら、太平洋戦争や日本の敗戦を体験することになります。激動の昭和を横目に漱石はどんな作品を書き残したでしょうか。 この記念館でコーヒーをいただきながら、漱石のあれやこれやを振り返ってみるのもいいものですね、あの片ひじを突いたポーズで。(水) -------------------- ■関連リンク 「新宿区立漱石山房記念館」 公式サイト http://soseki-museum.jp/ --------------------- 「できる!」ビジネスマンの雑学 ジャンル別 --------------------- 〇ニュースを読む 〇出来事 〇本・雑誌 〇IT関連 〇旅 〇食と料理 〇教育 |