「できる!」ビジネスマンの雑学
2017年08月21日
[432]あのかきピー、「柿の種」が宇宙食に!

 そこにあるとつい食べてしまうもの。そんな駄菓子やおやつが、誰にでもひとつやふたつはあるものです。

 その代表選手と言えるのが、お菓子の「柿の種」ではないでしょうか。

 お菓子なのかおつまみなのか、その立ち位置は微妙ですが、この柿の種がこのたび大変な偉業を成し遂げました。

亀田製菓の柿の種、宇宙食に JAXA認証 米菓で初の取得
 亀田製菓(新潟市江南区)の「亀田の柿の種」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が認証する「宇宙日本食」に選ばれた。米菓では初めての認証で、日本人宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する際、望めば持ち込めるようになった。(中略)
 亀田製菓は「亀田の柿の種」発売50周年の16年に宇宙日本食の認証を取得できるよう14年から開発を進めていた。原料や製法は市販品と同じだが、繰り返し開閉可能な約10センチ四方のプラスチック製パックを作り、無重力下でも中身が飛び散らないようにするなど試行錯誤を重ねて今月7日に「米菓(柿の種ピーナッツ入り)」として認証された。
新潟日報 2017年8月15日掲出)

2017082101.jpg

 こう言っては失礼ですが、おやつか酒のつまみにすぎなかったあの柿の種が、子供の相手やビールのお供をしながら、密かに宇宙への野心を磨き続けていたのです。まさかまさかの驚きです。

 人といえど、いえ、おやつといえども軽く見るものではありません。

 もうひとつの驚きは、超人的な働きで分刻みのスケジュールをこなす宇宙飛行士にも、おやつは必要ということです。無重力の宇宙船の中で、いったいどんな表情で柿の種をつまむのか、考えただけでも微笑ましいですね。

 ところで、日本の大部分の人が、宇宙への旅を柿の種に先取りされてしまうことになりました。

 「柿の種に先を越されるとは、ああ、くやしい。ちょっとやけ酒でも飲むか」

となったとき、おつまみはやっぱり柿の種。

 それもまたいいかもしれませんね。(水)

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■関連リンク
宇宙に飛び立て!「亀田の柿の種」!
(報道資料・亀田製菓株式会社 2017年8月8日掲出)


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